CONCERTO MOON / RAIN FIRE
2020年 Released
興奮度 ★★★☆☆
リテイクベストアルバムを挟んで、新布陣では初のオリジナル作品である。
通算13枚目… 長い間頑張ってますね。
今作のリーダートラックである "LONG WAY TO GO" が先行でミュージックビデオで配信されたのを聴いた時、少々嫌な予感がした。
でも、アルバムとなれば色々なタイプの楽曲が入るわけだし、1曲でもいい曲があれば満足なのだが…
嫌な予感は的中してしまった。
島紀史氏は、何を目指しだしたのだろうか?
本編の全10曲を聴いて、印象に残る楽曲は "LONG WAY TO GO" のみ。
それを上回る曲はなかった。
せっかく良いヴォーカリスト "芳賀亘" を得たのに、宝の持ち腐れ。
メロディーに面白みを感じない。
初期、尾崎隆雄時代の楽曲群を超える事は難しいだろう…
中期、井上貴志時代の哀愁路線やパワー路線は、それなりに魅力を感じるものだった。
そしてここで新たな時代。
新たな方向性を示したのだろうが、ネオクラシカルや様式美といった楽曲を求めてる人達は、残念がるだろう。
メンバー個々のスキル的な事は二の次として、第一に楽曲とアレンジを練る事に時間を使ってほしいと思った。
そろそろ外部の意見を取り入れるなど、ワンマン体制を崩す時ではないだろうか。
お気に入り収録曲: Between Life And Death
(過去作品をリテイクされたボーナスディスク楽曲)
