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私の生きてきた足跡が

子育て、人間関係、こころや生き方の

何かのヒントになりますようにキラキラ

My history43の続きです。

 


 

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「おめでとう、受かったよ!!」

 

 

昼近くまで寝てたくせに

その電話から聞こえることばで眠気は一気に吹っ飛ぶ。

 

 

 

 

別にレースに興味があったわけでも

レーサーファンだったわけでもない。

車が特別に好きってわけでもない。

 

 

ただただ、

レースクイーンという存在に憧れる

そんな不埒な気持ち、それだけだった。

 

 

 

 

合格してからすぐに

チーム関係者の人たちと顔合わせやコスチュームの採寸。

そこにはスポンサーの会社の方、スタッフさん、

一緒にレースクイーンとして活動する女の子ふたり、

そしてお守りのことを笑ってたK氏がいた。

 

 

首、腕、胸、ウエストやヒップ、

太ももから足首まで細かく採寸をされ。

これから1年間、どんな活動するのか説明を受けたり

みんなとの挨拶や自己紹介をした。

 

 

一緒に組むふたりは身長が高くて美人で

私だけ全く違うタイプ。

スポンサーの課長はこういった。

「君にはこれから

ステージに立った時にスポンサーの商品の説明とか

キャンペーンなんかも任せたい。」

 

なるほど・・・

 

どこで何がどう繋がるか、活かされるかなんて

ホント分からないものだなぁ〜

としみじみ思う。

 

 

そして、このふたりに混ざれたのは

あのナレーションのおかげだったのかも、

けど、なんというか、どこか引け目を感じちゃうんだよな・・・

って内心思っていたらK氏が言った。

 

 

「1回目のBARで見た時からなんか気になってたんだよね。

美人じゃないんだけど、人を惹きつける魅力があると思うよ。」

 

 

「え?そうだったんですか?!」

 

 

「うん。面白そうなやつだなって。

この業界の中じゃ背も低めなんだけど、

なんかその嘘のなさそうな笑顔がいいよね。」

 

 

その言葉に私は一瞬で励まされて嬉しくなって

そっかぁ~別に美人で高身長じゃなくたっていいんだ!

私は私でいいんだ!

そう思えて

「ありがとうございます!」と頭を下げた。

 

 

 

 

 

 

そんな新しい扉が開いていくその頃。

 

 

去年1年間やってきた

NTTトライアスロンイメージガールの

継続のお話が舞い込んできた。

 

 

昨年の5人から3人体制にして

今年もまたお願いしたい、という話がきて

なんの躊躇いもなくOKをした。

 

 

まさか2年目継続のお話が来るなんて

全く思ってもいなかったことで想定外!

とてもありがたい気持ちでいっぱいだった。

 

 

私に色々なことを教えてくれた、

そう、レースクイーンを勧めてくれたKちゃんも

継続のひとりになっていたから

また一緒にお仕事をすることになった。

 

 

撮影で会った時に

「レースクイーン決まったよ!」と報告をすると

「いいじゃ〜ん!絶対なれると思った!」と言ってくれた。

サバサバとしてて、女臭さが一切ない彼女。

ストレートに人のことを応援できるのは、

彼女が自分にとても自信があるからだろうな・・・と見て分かった。

 

 

 

 

 

彼氏のことはどんどん好きになった。

自分から会いたいな〜って気持ちになったし

一緒にいる時はずっと笑いっぱなしで新鮮だった。

 

 

でも・・・

レースの仕事をすることを報告をすると、反対をされる。

 

 

「イベントはいいけど、もっと派手になっちゃっうんじゃない?

僕はそういうのはちょっと嫌だな・・・。」

 

 

そう言われて一瞬戸惑ったけど

私の気持ちは何ひとつとして変わらなくて。

「え〜、大丈夫だよ。

私はどうしてもやりたいんだ!だからやる。」

と言うと向こうはじっと黙っていた。

 

 

 

 

 

 

イベントでの仕事は相変わらずしていて

あちこちでマイクを持って喋る。

 

 

でも、前となんか違う。

 

 

原稿の覚えが悪くなったのか

頭になかなか入っていかなくて

リハーサルでは失敗が増えていく。

 

 

どうしたんだろ・・・

 

 

 

特に堅い雰囲気の展示会、イベントの仕事は

ますます苦手になっていき。

原稿を覚える作業が苦痛に感じるようにまでなっていく。

 

 

だから原稿を読むことも

そもそもそういう仕事をすることも

楽しくなくなっている自分を感じ始めた。

 

 

そんな気持ちで現場に立ちはじめていたからか、

周囲のナレーターやスタッフさんに

「イメージガールとかやり始めてて

ナレーションの仕事に身が入ってないんじゃない?」

と言われたことがあって。

 

その通り、ごもっともだ!!と痛感した。

 

 

 

 

 

 

春が来て、桜が満開になった頃にはレースが開催される。

 

 

何もわからない世界だけど

憧れたレースの世界へといよいよ足を踏み入れる。

 

 

 

トライアスロンのレースもほぼ同時期に開催で

また石垣島という場所から始まっていった。

 

(スタッフの方と)

 

(トライアスロンメンバーの3人で。右がKちゃん。)

 

 

 

 

あらゆる緊張、初めての世界への不安を抱えながらも

私は私のやってみたいこと、好きなこと、

心が躍動することにただ忠実に、

 

そして誰に遠慮するわけでも、人に合わせることもなく、

心のままに生きているのだった。

 

 

 

 

 

つづく・・・・・

 

 

 

 

 

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