「タリバンは BRICS への参加を望み、
ロシアの次回サミットへの招待を求めた」 2024/09/27
アフガニスタンのタリバン政権は、
どの国からも正式に承認されていないにもかかわらず、
現在 BRICS 経済フォーラムへの参加を目指している。
「BRICS フォーラムには、ロシア、インド、中国など、
大きな資源と世界最大の経済力を持つ国々が参加している」
とタリバン政府の報道官代理ハムドラ・フィトラト氏は述べた。
「現在、我々は、BRICS 諸国と良好な経済関係と商業交流を築いている。
我々は関係を拡大し、
BRICS 諸国の経済フォーラムに参加したいと考えている」
と同氏は述べた。
タリバン政権は正式に承認されていないが、
中国とロシアは これに近づいている。
両国は協議のためにタリバン代表団を受け入れており、
2021 年8月の米 NATO 撤退後も、カブールに大使館を維持している。
アフガニスタン外務省はさらに、10 月 22 日から 24 日に、
ロシア南西部の都市カザンで開催される
BRICS 首脳会議に招待されることを望んでいるが、
タリバンが出席できるかどうかについては、
「今のところ情報はない」と述べた。
BRICS には、
ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカが含まれ、
最近イラン、アラブ首長国連邦、エジプト、エチオピアが、
新たに加盟した。
中国とロシアは、アフガニスタンに投資し、
その豊富な天然資源を利用する意欲を示している
アジア地域の二大大国で あり続けている。
両国はまた、ライバルの過激派テロ組織
「イスラム国ホラーサーン(ISIS-K)」に対する
タリバンの戦いを歓迎している。
しかし、BRICS が、
米国の一極主義的傾向に対する対抗勢力として
存在感を示している現在、
アフガニスタンのタリバンが正式に BRICS に加盟することは、
BRICS にとって、恥ずべく事態となるかもしれない。