https://www.science.org/doi/10.1126/scitranslmed.adk3295

 

 

「組織ベースのT細胞活性化とウイルスRNAは、

 SARS-CoV-2感染後最大2年間持続する」

 science.org 2024/07/03

 

 

 

概要

 

 

SARS-CoV-2 感染[長期のコロナ後遺症(LC)]後の

急性期後疾患や原因不明の症状のメカニズムは

完全には解明されていないが、

ウイルスの持続、免疫調節異常、T細胞機能不全が

大きな役割を果たしている可能性を示す証拠が増えている。

 

 

 

私たちは、活性化 Tリンパ球の解剖学的定量を可能にする

選択的トレーサーである放射性医薬品 F-AraG を使用して、

急性 SARS-CoV-2 感染後 27日から 910日までの時点で、

24人の参加者からなる十分に特徴付けられたコホートで、

全身陽電子放出断層撮影イメージングを実施した。

 

 

 

症状が継続している者と継続していない者を含む

急性期後 COVID-19 群のトレーサー取り込みは、

脳幹、脊髄、骨髄、鼻咽頭および門脈リンパ組織、

心肺組織、腸壁など多くの領域で、

パンデミック前の対照群と比較して高かった。

 

 

 

脊髄と腸壁の T細胞活性化は、

長期のコロナ後遺症症状の存在と関連していた。

 

 

 

さらに、肺組織のトレーサー取り込みは、

特に持続性肺症状のある者で高かった。

 

 

 

これらの組織における T細胞活性化の増加は、

長期のコロナ後遺症のない多くの人でも観察された

 

 

 

腸で検出された高い F-AraG 取り込みを考慮して、

長期のコロナ後遺症症状のある参加者 5名のサブセットで

大腸組織を入手し、

SARS-CoV-2 RNA の in situ

(生体組織や細胞が自然状態にある場所での)

ハイブリダイゼーションと免疫組織化学研究を行った。

 

 

 

我々は、最初の COVID-19 発症後 676日までに、

参加者 5人全員の直腸S状結腸粘膜固有層組織で、

細胞内 SARS-CoV-2 一本鎖スパイクタンパク質をコードする RNA を特定し、

3人の参加者では二本鎖スパイクタンパク質をコードする RNA を特定した

 

 

 

これは、組織ウイルスの持続が、

長期の免疫学的変動と関連している可能性があることを示唆している。

 

 

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これは自然感染後の話になっていますが、

当然ワクチン接種後にも言えることです。

 

 

 

 

 

脂質ナノ粒子の専門家、

クリスティー・ローラ・グレースさんの投稿です。

 

「マウスの筋肉にプラスミド DNA を注入すると、

 DNA、遺伝子発現、体液反応が、生涯にわたって持続する」 2024/07/03