わたしなどは、

コロナというより風邪自体を あまりひかない方なのですが、

ひく人と ひかない人は どこが違うのかと思いますよね。

免疫の違いか、

わたしの場合は ワクチンと名の付くものを打っていないからか。

(わたしの中で「コロナ」というのは、ワクチンを打った人の世界の話です)。

 

 

 

 

「ヒトSARS-CoV-2チャレンジにより、

 局所的および全身的な反応ダイナミクスが明らかに」

 2024/06/19

 

 

 

「初の研究で、なぜ一部の人がCOVID-19に感染しないのかが説明される」

 Epoch Times 2024/06/19

 

 

 

研究者たちが、鼻腔が COVID-19 ウイルスにさらされた後でも、

一部の人々がウイルスに感染しない理由 を発見した。

 

最近の研究によると、これらの人々は、

症状のある COVID-19 を発症した人々よりも、

免疫反応が速く、そして免疫反応が よりわずか だという。

 

「これらの研究結果は、

 症状が現れる前にウイルスが定着するか急速に排除されるかを決める

 重要な初期段階の出来事に新たな光を当てている」と、

研究論文の主任著者で

ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジの呼吸器医学名誉顧問である

マルコ・ニコリッチ博士はプレスリリースで述べた。

 

6月16日にネイチャー誌に掲載された この研究は、

英国とオランダの研究者たちが実施したヒトへの感染実験だ。

参加者たちが COVID-19 を引き起こすウイルスである

SARS-CoV-2 に意図的にさらされる実験として、初めてのものだ。

 

研究者たちは、この研究のために、

30歳未満の若く健康な参加者 16人を募集した。

参加者には併存疾患はなく、

これまでに COVID-19 に感染したことも

ワクチン接種を受けたこともなかった。

 

 

 

3つの異なる免疫反応

 

16人は、ウイルスへの曝露に対して、それぞれ異なる反応を示し、

それに応じてグループ分けされた。

 

2番目のグループの人々は無症状であったが、

PCR 検査で COVID-19 の陽性反応が出た。

これらの参加者は一時的感染と分類された。

 

3番目のタイプの人々は無症状で、

COVID-19 の PCR 検査結果が継続的に陰性であった。

著者たちは、これらの参加者は感染していたが、

感染が急速に治ったため、

感染は「中途半端」と名付けられたことを確認した。

 

著者たちによると、

無症状の COVID-19 に感染していた 

第 2および第 3のグループは、

より速い、または よりわずかな免疫反応を示した

 

1日目に、著者たちは、無症状のグループにおいて、

感染部位である鼻に移動した免疫細胞を検出した。

 

しかし、COVID-19 の検査で、

陰性だった人たちは 

より少ない種類の免疫細胞を集めた のに対し、

陽性のグループは すべての種類の免疫細胞を集めた

 

COVID-19 感染が持続し症状のある人たちは、

免疫反応がより遅く、より体系的だった。

これらの参加者は、1日目ではなく 5日目に、

すべての種類の免疫細胞が鼻腔内に流入した。

 

 

 

遺伝的要因

 

HLA-DQA2 (ヒト白血球抗原遺伝子の 1つ)などの

特定の遺伝子の発現が高い人は、

「持続的なウイルス感染の発症を防ぐのに優れている」

と著者たちは書いている。

 

他の研究では、血液中の HLA-DQA2 の活性の増加が、

COVID-19 の進行の軽度化と関連していることが示されている。

 

HLA-DQA2 は、

数あるヒト白血球抗原 (HLA) 遺伝子の 1つだ。

HLA 遺伝子は、細胞表面に表示されるタンパク質を生成する。

 

病原体が細胞に感染すると、

HLA タンパク質は、感染したことを免疫細胞に知らせる。

 

著者たちは、HLA-DQA2 の活性が、

感染細胞における SARS-CoV-2 ウイルスの

さらなる生成を防ぐことを、データで確認したと述べた。

 

 

 

症状のある人は体系的な反応を示した

 

COVID-19 の症状がある人だけが、

全身的なインターフェロン反応を示した。

インターフェロンは免疫系のメッセンジャーであり、

免疫や炎症の活動を軽減または悪化させるのに役立つ。

 

著者たちは、血液中のインターフェロンが、

感染部位のインターフェロンよりも先に活性化されたことに驚いた。

血液中のインターフェロン活性は感染 3日目にピークに達したが、

感染部位である鼻でのインターフェロン活性は、

5日目まで検出されなかった。

 

プレスリリースの中で、著者たちは、

鼻の免疫反応が遅いために、感染が急速に広がった可能性があると述べた。

 

無症状の人たちには全身性インターフェロン反応がなく、

感染細胞が存在することも ほとんどなかった。

 

予想通り、

「感染細胞は、症状のある人の鼻腔に ほぼ独占的に見つかった」

と著者たちは記している。

被験者の鼻腔の内側を覆う細胞が、

SARS-CoV-2 ウイルスを産生し始め、ウイルス量の増加に寄与する。

 

「私たちは現在、免疫反応の全範囲について より深く理解しており、

 それが これらの自然な防御反応を模倣する

 潜在的な治療法やワクチンを開発するための基礎となる可能性がある」

とニコリッチ博士は述べた。

 

 

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この研究に、接種者を入れたら どうなったんでしょうねはてなマーク

もっと顕著な何かが、見つかったような気がします。

 

 

 

さて、この研究ですが、

 

・無症状の人たちには、全身性インターフェロン反応がなく…

・COVID-19 の症状がある人だけが、

 全身的なインターフェロン反応を示した

 

とあるので、

全身的なインターフェロン反応がない方が良さそうですね

 

 

 

 

インターフェロンとは、動物体内で、

病原体(特にウイルス)や腫瘍細胞などの

異物の侵入に反応して細胞が分泌する蛋白質のこと。

ウイルス増殖の阻止や細胞増殖の抑制、

免疫系および炎症の調節などの働きをする

サイトカイン(生理活性物質の総称)の一種である。

 

 

 

2014年

 

 

インターフェロンα2aを

サル免疫不全ウイルス(SIV)曝露前に投与すると、

ウイルスの全身感染が防止されたこと、

また、このサルにインターフェロン受容体拮抗薬を投与すると、

重篤な感染症が引き起こされたこと、

そしてインターフェロン投与が長期にわたると、

有害な影響が見られることを示した。

 

 

 

という記事もあって、これを見ると、感染防止効果と同時に、

「インターフェロン投与が長期にわたると、有害な影響が見られる」

という部分があることから、

慢性感染の状態を悪化させる場合があるそうなんですね。

結局のところ、まだインターフェロンの応答については、

よくわかっていないようです。

 

 

 

先ほどの記事は、このように締めくくられています。

 

自然免疫応答は いまだ未知の分野 であり、

 インターフェロン応答においても、

 真のエフェクター分子群や、

 そうしたエフェクター分子の病原体の侵入開始時の役割、

 また個々のエフェクター分子の

 急性および慢性疾患での作用について、

 現在も分かっていないため、

 インターフェロン経路を標的とした治療のためには、

 インターフェロン応答の詳細な解明が欠かせない

 

 ただ、インターフェロンが誘導する複雑な抗ウイルス応答は、

 HIV治療においては決定的な効果が見られないことから、

 『多芸は無芸』という ことわざに

 例えられるようなものである可能性も考えられる。

 

 

 

このような状況で、ワクチンを作るというのも、

時期尚早なのかもしれません。