ノースカロライナ州の共和党下院議員らは 6月11日、

新型コロナウイルスの新たな亜種が全米に広がる中、

抗議活動者を取り締まるため、

私有地でのマスク着用を禁止する法案を可決した

この法案は賛成 69票、反対43票で可決された。

 

法案は今後、知事の机に送られる。

 

先週、下院は法案を修正し、

「伝染病の拡散防止を目的とした医療用または外科用マスク」

の使用を許可したが、

マスク着用に関する健康上の免除の一部は維持された。

 

しかし、食料品店や職場などの公共施設や私有施設では、

要請があればマスクを外すよう求められる可能性がある。

 

この法案は、親パレスチナ派の抗議活動や

野営地でマスクを着用する人々への対応として起草されたもので、

民主党のロイ・クーパー知事が拒否権を行使しても、

総会で可決される可能性がある。

 

ノースカロライナ州の民主党議員たちは、

投票前に この法案に反対を表明した。

民主党の同州下院議員マリア・セルバニア氏も、

この法案ではマスク着用は伝染病の場合のみとされており、

アレルギーや免疫不全のために

マスク着用が必要な人は無視されていると述べた。

 

その後、民主党の同州下院議員プライシー・ハリソン氏は、

ぜんそくのためマスク着用が認められないことに不安を感じており、

有色人種がマスク着用の標的にされることを懸念していると述べた。

 

多くの医療専門家は、

患者が新型コロナウイルスや その他の感染症の拡大から、

安全に守れないのではないかと懸念を表明している。

ガンと脳卒中を生き延びた

ノースカロライナ大学の小児神経科医ダイアナ・セハス博士は、

先月マザー・ジョーンズに こう語った。

 

「議員の中には、医療上の理由でマスクを着用する人には、

 この禁止令は適用されないと主張する人もいますが、

 それが真実ではないことは、誰もが知っていると思います。

 私たちは すでに、病気から身を守ろうとする『罪』で監視され、

 時には あからさまな嫌がらせを受けています。

 特に、障がい者や慢性疾患を抱える有色人種、

 その他の社会的に疎外されたアイデンティティを持つ人々はそうです。

 

ハロウィーンのコスチュームマスクなど、

一部のタイプのマスクは引き続き許可される。

 

 

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ということで、わたしたちの期待…つまり、

「マスク着用は心身の健康に害があるから、

 それを周知したうえで任意にしましょう」とは また違った形で、

マスク着用が禁止になるようです。

 

 

 

これに対して、マスクを着ける権利を主張する人がいるあたり、

どこの国でも その有効性を信じる人がいるものですね。

脆弱な人であるのなら、なおのこと、新鮮な空気が必要だと思うのですが。

 

 

 

これも、違った意味での全体主義と言えるのかもしれません。

自由とは違います。

「取り締まるために、マスクを外せ。顔を見せろビックリマーク」ですから。