「プーチン氏、ウクライナに『最後通告』 

 NATO加盟撤回や4州割譲要求」

 

 

 

 

ロシアのプーチン大統領は14日、

ウクライナでの戦争終結には、

ウクライナが

北大西洋条約機構(NATO)加盟に向けた野心を放棄し、

同国東・南部4州を

ロシアに引き渡す必要があると言明した。

 

 

 

ウクライナの見解とは相いれない、

これまでで最も詳細な条件を提示した。

ロシア軍が戦闘で優位に立っているという

自信を反映しているとみられる。

 

 

 

演説は、スイスで15━16日に開催される

「ウクライナ平和サミット」の前夜に行われた。

同サミットに、ロシアは招待されていない。

 

 

 

プーチン大統領は、「条件は非常に単純だ」と強調。

 

 

 

ウクライナ東・南部のドネツク、ルガンスク、ヘルソン、

ザポロジエ4州からのウクライナ軍の完全撤退を挙げ、

「ウクライナが、こうした決定の用意があると発表し、

 実際に撤退を開始し、

 NATO加盟計画を放棄すると正式に表明すれば、

 われわれは直ちに停戦命令を出し、交渉を開始する」

と通告した。

 

 

 

さらに、

「われわれは、具体的で真の和平提案を行っている」と主張。

「ウクライナや西側諸国が これまで通り拒否すれば、

 流血の継続に対する政治的、道義的責任は彼らにある」とけん制した。