アメリカの弁護士であり、経済学者、投資銀行家である

ジェームズ・リッカー氏が寄稿した記事の概要です。

 

「彼らは核戦争を始めようとしているのだろうか?」 2024/06/04

 

 

 

ロシアと

米国と NATOが後押しするウクライナの戦争は

終わる気配がありません。

 

ロシアの武器に対し、西側諸国は歯が立たない状況ですが、

それでも米国とその同盟国は、

射程距離が最大 190マイル (約 300キロメートル)の

米国製 ATACMS 弾道ミサイルの使用を承認しました。

 

これらの攻撃は、

ロシアの核ミサイルレーダー警戒装置などの重要な軍事施設の他、

ロシアの都市ベルゴロドなどの民間施設も襲っています

 

米国とロシアはすでに「警告発射」原則 を遵守していて、

核ミサイルの飛来を察知した場合、

ミサイルが目標に命中するまで待たないことを意味します。

ミサイルを発見したら、すぐに反撃するということ。

核戦争では、使用しなければ負けてしまうのですから。

 

 

 

ただ、複数の国が実質参戦しているにも関わらず、

ロシアは今のところ、ウクライナにしか報復していません。

米国や NATO と、積極的に戦争をしようとはしていません。

しかし、いつまでも高を括っていていいのでしょうかはてなマーク

 

ロシア安全保障会議のドミトリー・メドベージェフ副議長は、

次のように述べています。

 

「ロシアは、ウクライナが使用する すべての長距離兵器は、

 すでに NATO 諸国の軍人によって、

 直接管理されていると みなしている。

 これは軍事支援ではなく、我々に対する戦争への参加である。

 そして、このような行動は、開戦理由となる可能性が高い。

 今日、紛争が最終段階に移行する可能性を否定できる者はいない。」

 

(「最終段階」というのは、核戦争のことでしょうかはてなマーク

 

 

 

また、ロシアのセルゲイ・リャブコフ外務次官は、こう述べています。

 

アメリカの指導者たちに、

 致命的な結果をもたらす可能性のある誤算をしないように警告したい。

 理由は不明だが、彼らは自分たちが受けるかもしれない

 拒絶の深刻さを過小評価している。」

 

 

核戦争が始まれば、第三次世界大戦だけでなく、

地球上の ほとんどの人類の終焉となる可能性があります

生き残った人々にしても、

おそらく生き残らなければよかったと思う状況になるでしょう。

 

 

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AGU

 

過去には、巨大な太陽フレアによる磁気嵐で、

米軍の弾道ミサイル早期警戒システムが すべて妨害され、

アメリカは、それをソ連の戦争行為と判断。

核戦争勃発の一歩手前まで行ったことがあります。

そのときは、科学者たちが軍上層部に

「これは妨害ではなく、太陽嵐の影響だ」と伝え、

事なきを得ましたが、何がきっかけとなるか わからないものです

 

 

 

 

まして今は、太陽嵐の状況が悪くなっているので、

「過去のこと」と落ち着きはらっているわけにはいきませんね。

 

 

 

 

 

「核戦争による煤煙の注入による気候の混乱により、

 農作物、海洋漁業、家畜の生産が減少し、

 世界的な食糧不安と飢餓が発生している」 2022/08/15

 

 

この論文によると、

「アメリカとロシアの全面核戦争の後、50億人が《餓死》する」

とあります。

 

 

 

 

 

「プランA」

 

 

 

また、アメリカのプリンストン大学に、

「科学とグローバルセキュリティに関するプログラム (SGS) 」

という研究組織があり、

「アメリカとロシアが核戦争になった場合のシミュレーション」

を発表しています。

これによると、最初の数時間で 9100万人が死亡するということです。

 

 

 

いずれにしても、核戦争が起これば、

戦争に参加していない国であっても、

無事に済むわけではないということです。

それなのに何故、戦争に進もうとするのでしょうか。

 

 

 

ロシア、アメリカ/NATOへの反撃も辞さない構え