磁場が存在しない場合は、宇宙飛行士の精神に影響が加わる

 

 

地球の磁場が存在しない場所、

たとえば月への飛行や、

火星への惑星間飛行などの移動中の宇宙空間に

長時間滞在することは、

宇宙飛行士の精神障害につながる可能性 があります。

 

 

これは、ロシアの科学者たちが実施した

実験の結果によって証明されています。

 

 

トムスク州立大学の生物学および生物物理学研究所と

ロシア科学アカデミーの生物医学問題研究所の研究者たちは、

特別な装置により、

ラットを地球の磁場から隔離する一連の実験を行いました。

 

 

実験の結果は、動物たちは社会的行動能力を失い、

記憶障害を経験し、内臓の変化も観察した ことを示したのです。

 

 

実験を行った生物物理学研究所の科学者たちは、

地球の磁場は すべての生物に影響を与えていると述べています。

 

 

さらに、生物圏の歴史において、

磁場は変化し、ある時点でゼロになりました

それは地球の生物相に いくつかの大惨事をもたらしました、

たとえば恐竜の絶滅は、

ある時点で磁場の消失と正確に関係しているという仮定があります

 

 

磁場の欠如が生物にどのように影響するかを調査するために、

科学者たちは

電磁システムが地球の磁場を補償する特別な装置を作り、

その内部の 磁場が

通常よりも 700 - 1000 倍弱くなるようにしました

 

 

12匹の白い雄ラットをこの「超低磁場の装置」に 25日間入れ、

その後さらに 10日間、

別の 12匹のラットを対照グループにしました。

両方のグループは、24時間体制のビデオ監視下にありました。

 

 

この実験で最初に目を引いたのは、

ラットたちは、この磁場が弱い装置の中で、

「常に戦っていた」ということです。

攻撃し続け、怒りを示し続けたのです。

 

 

普通は、ラットたちの戦いというのは、

階層(立場の序列)を確立する手段です。

ですので、グループ内の序列が確立されると、

すぐに戦いは停止するものです。

 

 

ところが、科学者たちによると、

地球の磁場を奪われたラットたちは、

階層の確立方法を「忘れ」、

社会的スキルを失っていました

 

 

さらに、記憶障害 がラットで観察されました。

実験の前に、それらはすべて特別な装置内に短時間置かれ、

励起または阻害が優勢であったかどうかを判定しました。

 

 

さらに、実験ラットに、生理学的変化が観察されました。

 

 

以前、日本の科学者たちが、

磁場の欠如がイモリの発達にどのように影響するかを

研究したことがあります

その結果は、子孫の目と顔が誤って形成され、

「双頭の個体」が現れた ことを示しました。

 

 

地球の磁場は 50マイクロテスラで、

地球の他の惑星、

たとえば火星や水星の磁場よりも数千倍強いのです。

 

 

それは、太陽から発せられる荷電粒子の強力な流れから

地球の表面とその上のすべての生命を保護する強力な磁場です。

 

 

既存の有人宇宙船や国際宇宙ステーションは、

比較的低い高度で飛行しているため、

地球上より磁場は低いとはいえ、

その欠如率は比率として 20%未満です

 

 

ところが、月への飛行や火星への飛行などの惑星間探査では、

宇宙飛行士たちは、完全な磁場の欠如に直面するのです

 

 

宇宙船が惑星間距離を飛行する場合は、

そこには地球の磁場は存在せず、惑星間の磁場だけが存在します。

これは「磁場の断片」が、

太陽が放出するプラズマに凍結するという事実によるものです。

惑星間磁場は、地球よりも何千倍も何万倍も弱いものです。

 

 

ラットでの実験が示すように、

磁場の欠如は生物の精神に強い影響を及ぼします

磁場がない状態では、

生物に重大な結果が生じる可能性があるのです。

 

 

 

 

したがって、誰も月には行っていないし、火星には行けない

 

 

なぜアメリカ人たちは、アポロ計画の際、

人を月に飛行させる前に、

宇宙空間の因子が生物に及ぼす影響を直接研究するために、

サルなどの実験動物で試さなかったのか、おわかりでしょうか。

通常、宇宙飛行士の安全を考えれば、それは必ず行うべきことです。

 

 

彼らが それを行わなかった理由は、簡単です。

元々、月飛行に行くつもりがなかったのです。

何しろ、当時のアメリカのサターンロケットの推力は、

350トン以下と推定されており、非常に低いものです

 

 

さらに、 NASA のアポロ計画での医療報告に、

アポロ乗組員たちの深宇宙での低磁気状態での

健康に関する言葉がないのは、なぜでしょうか。

先ほどまで述べたように、

深宇宙の低磁場状態では、必ず健康に影響が出るのです。

 

 

アポロ計画での医療報告に、

乗組員たちの健康の問題に関する報告が ひとつもないということは、

乗組員たちは、

身体にダメージを与える場所にはいなかったということです。

つまり、乗組員たちは、深宇宙にはいなかった。

 

 

それがハリウッドなのか、どこなのかはともかく、

そのような場所では、放射線のレベルは正常であり、

純粋な酸素は生体を侵害せず、

無重力による身体へのマイナスの影響も与えず、

低磁気因子もない場所にいたのです。

乗組員たちは、地上の安全な場所にいました。

 

 

宇宙での健康の問題が報告されなかったのは、

アメリカだけではありません。

 

 

1968年からのソ連の有人飛行でも、

地球の軌道にだけ行った宇宙飛行士の健康上の問題は、

ソビエトの報道では決して報告されなかったことを思い出してください。

 

 

宇宙飛行士アンドリアン・ニコラエフとヴィタリー・セバスチャノフが、

当時として最長の宇宙滞在記録を作った後

(1970年に、ソユーズ9号が18日間、宇宙空間に滞在した)

ニコラエフは、その後、2度の心臓発作を起こし、

合計 5回の心臓発作を起こして死亡しました

 

 

 

 

地球の高層大気でさえ、問題を起こす

 

 

宇宙空間だけではなく 、

重力と磁場が弱められている地球の上層大気でも、

人体に影響が出ることが わかっています。

 

 

宇宙船やステーションでの宇宙での長期滞在は、

循環系に悪影響を及ぼし、

深刻な健康問題を引き起こす可能性がある ことが、

国際的な科学者グループにより見出されているのです。

 

 

ロシア科学アカデミーの生物医学問題研究所の

イリナ・アルエロバ博士たちの研究グループは、

国際宇宙ステーションで平均 約 6ヶ月を費やした、

宇宙飛行士たちの健康状態をチェックしました。

 

 

フライトの前と、

ISS滞在 50日目と 150日目および帰還後 40日目に、

頭部の血管の超音波検査を実施しましたが、

その結果、7人の被験者たちが血流の停滞を示し、

人によっては、頸静脈の血液が「逆流」している場合があったのです

そのうちの 2人は、脳に血栓が見出されました。

 

 

頸静脈は、人体で最も大きな血管の1つであり、

首、顔、脳への血液供給に関与しています。

潜在的に肺に到達する可能性のある血栓は、

特に軌道上では致命的な状態です。

 

 

科学者たちは、このような血流障害は、

重力の欠如に関連している可能性が最も高いと指摘しています。

地球の重力は、

私たちの体の ほぼすべてのプロセスを調節しているため、

無重力状態は深刻なストレスを引き起こします。

 

 

まして深宇宙では、その影響は甚大です。

 

 

結局、地球の磁場圏を超えて、月に飛んだ人類は一人もいません。

 

 

地球の大気と磁気圏の外側では、生きている細胞は死滅します。

 

 

人類は、地球上にしか生きられません。

あるいは、人類が他の惑星に行くことができないように、

私たちは作られているのかもしれません。

 

 

地球からの出口は、人類にはないのです。

 

 

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このインタビューの内容で興味深かったのは、

「私たち人類を正常に保っているのは、地球の磁場だ」

ということでした。

これは、理屈抜きで、感覚的にストンと腑に落ちるような気がします。

 

 

 

 

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ただ、そのように、

わたしたちを守っているのかもしれない磁場が減少していく様を見ると、

今後 人類はどうなるのかと…。