レプリコンワクチンでは、

mRNAワクチン共通の問題に加えて細胞から細胞への伝播、

個体から個体への伝播が起きることが重大な件とされています。

この問題について、論文のデータから説明。

スレッドの結論を最初に。

レプリコンワクチンを導入した細胞は、

感染性のある粒子を放出し、

さらに、この粒子は継代可能です。

 

 

 

 

「自己複製RNAから、

 水疱性口内炎ウイルス糖タンパク質の発現によって

 生成される新規感染性粒子」 1994/11/04

 

 

 

このことは、30年前に既に示されていました。

その論文は、鹿先生が紹介ずみ。

また、苦労人の改さんから、論文の情報をいただきました。

 

 

 

レプリコンワクチンといえどもRNAワクチンであるため、

従来型のmRNAワクチンと同様の問題 がある。

細胞内で抗原遺伝子を発現するため、

それが細胞膜上に抗原提示されてしまい、キラーT細胞の攻撃を受ける。

そのため、この方式は、

人々が細胞性免疫を獲得していない

全く新規のウイルスに対して以外は使用できない。

 

 

 

コロナウイルス、インフルエンザウイルスは、

この点から適応対象から外れてしまいます。

それに加えて、mRNAワクチンでは、

抗原が長期間供給されるため、抗体がIgG4化してしまいます

さらに、

抗原として 有毒なスパイクタンパク質 が使用されていますので、

まさしく毒物遺伝子を人体の細胞内で発現する毒物注射

 

 

 

さらには、脂質ナノ粒子には、

従来使用されてきたアジュバント(免疫増強剤)よりも強力な

免疫誘導活性があるため、自己抗体が大量に誘導されます

ここまで説明すれば、

mRNAワクチンは ヒトに投与してはならないもの で、

研究開発そのものをストップすべきものであることは明らかです。

この方式は害だらけです。

 

 

 

ここで本題。

レプリコンワクチン接種後に、

感染性粒子が細胞から放出されるかどうかについて考察。

感染性粒子が細胞から放出されて、

しかも、その粒子が継代可能であれば、細胞から細胞へと拡大していく。

細胞から細胞に拡散していき、それが継代可能であれば、

個体間で伝播する可能性は かなり高くなります。

 

 

このことを示す論文があれば、

製薬企業は、個体間伝播がないことを実験的に証明するという

義務が生じます。

なぜなら、査読済み論文によって個体間伝播が想定される

合理的な懸念を示すデータが存在するからです。

 

 

 

 

レプリオンワクチンの構成は、

ベネズエラ馬脳炎のRNA依存的RNA合成酵素(レプリカーゼ)と

スパイクタンパク質。

2つのmRNAを連結し、さらにプロモーター配列を付加したもの。

これが、レプリコンワクチンの模式図です。

このRNAからは、

全長のRNAと抗原であるスパイクタンパク質のmRNAの両方が

合成されます。

 

 

 

レプリコンが細胞に導入されると、

レプリカーゼとスパイクタンパク質が大量に合成される。

細胞内には、複製されたレプリコンRNAと、

スパイクタンパク質の両方が大量に存在する。

合成されたRNAとスパイクタンパク質は、

どのような運命を たどるのでしょうか。

ここで注目しなければならないのは、細胞外小胞の存在。

 

 

 

 

これまで発信した動画では、

簡略化して エクソソーム としか言っていませんが、

細胞から放出される細胞外小胞は、3種類あることが知られています。

適切な模式図を見つけましたので、その説明と共に引用しておきます。

(出典:ベックマンコールター社ウエブサイト)

 

 

 

細胞外小胞(EVs)は、

ほぼすべての生細胞から分泌される

不均一な脂質二重膜構造を有する小胞の総称。

細胞外小胞は、細胞内の産生機構の違いから、

エクソソーム、マイクロベシクル、アポトーシス小体

3種類に大別される。

エクソソームの大きさは、直径30~150nm。

 

 

 

エクソソームは、後期エンドソーム膜の内向きの出芽により形成され、

さらに細胞膜と融合することで、完全な粒子を形成し、

エキソサイトーシスにより細胞外へ分泌。

一方、マイクロベシクル(MVs)は、

細胞膜が外側へ出芽して分離することによって生成。

大きさは、かなり広範囲にわたります(直径100~1,000 nm)

 

 

 

現在、エクソソームとMVsは、多くの科学的研究で注目されています。

細胞内での起源が異なるにも かかわらず、

この2種類の細胞外小胞の産生には、

共通の細胞内メカニズムと機構が関与しています。

細胞から放出される粒子状のものですが、

レプリコンRNAを取り込んだ細胞からも、当然放出されます。

 

 

 

 

30年前の論文で、

レプリコンRNAをとりこんだ細胞からは、

感染性のある粒子が放出されて、

しかも、その感染性の粒子は継代できることも示されています。

 

 

 

論文のタイトルは

「Novel Infectious Particles Generated

 by Expression1 of the Vesicular Stomatitis Virus

 Glycoprotein from a Self-Replicating RNA

 (自己複製RNAから

  水疱性口内炎ウイルス糖タンパク質の発現によって生成される、

  新規感染性粒子)」 1994/11/04

 

 

 

イェール大学のグループの論文です。

これまでレプリコンワクチンが実用化されていない理由としては、

早くから感染性粒子の放出の可能性が示されていたことが考えられます。

以下に、代表的なデータを紹介します。

 

 

 

この論文では、

アルファウイルスの一種のセムリキ森林ウイルスのレプリカーゼに、

水疱性口内炎ウイルスのGタンパク質の遺伝子を連結したものを使用。

Gタンパク質はenvelope spike glycoprotein (G)の略称で、

コロナウイルスのスパイクタンパク質同様の機能を持ち、

コロナのスパイクと同様の機能を持ちます。

すなわち、細胞表面の受容体タンパク質に結合して、

細胞とウイルスの膜の膜融合を誘導し、ウイルスを細胞内に侵入させる。

この仕組みは、

新型コロナのスパイクタンパク質の機能と ほとんど同じです。

 

 

 

この論文では、アルファウイルス由来のレプリカーゼに、

VSVのスパイクタンパク質遺伝子(G)を連結したもので、

現在ヒトへの接種が目前に迫っている

(一部既に接種が治験で行われている)

レプリコンワクチンと極めて似通った構造を持つものを使用。

 

 

 

 

Figure1に示されているように、

レプリコンそのものが複製されるのと共に、

抗原タンパク質も大量に産生されます。

 

 

 

この構造をしたレプリコンRNAを細胞に導入してみたところ、

意外な結果が示されました。

細胞への導入効率が0.1から1%というリポフェクション法で

遺伝子導入を行い、

VSV―Gタンパク質の抗体で細胞を染色してみました。

 

 

 

 

そうすると、最初は遺伝子が導入された細胞だけが光りましたが、

時間の経過と共に染色される細胞が増えていきました

まるで、ウイルスを細胞に感染したときと、同様の現象が見られたわけです。