最近、マスクが効果無いという話を書いてたら、富岳がどうのこうのいう返信があったので改めてツイートしたのが引用。
— 藤川賢治 (FUJIKAWA Kenji) @ 医療統計情報通信研究所 (@hudikaha) May 5, 2024
現実世界と乖離した話をしても意味無いでしょ、と幾ら言っても伝わらない。けれどこれがマスクカルトに侵された日本の現状だと認め、どう反論すればよいかという参考にして欲しい。… https://t.co/W7z2S2W6G8 pic.twitter.com/nxTBtr5EYY
・まずは現実世界で何が起こったか。
世界では、害あり、無効と実感してやめた人の方が多い。
・マスクには害があり、害のあるものは推奨してはいけない。
・効果も無かったが、それを説明するマスクRCTメタ解析論文が存在すること。
・その他のマスク効果有りの論文はエビデンスレベルは低いし、
現実世界の出来事も説明していない。
・そもそもエアロゾル、空気感染という機序からして、
皆にマスクつけさせて効果があるわけが無い。
富岳のシミュレーション実験でも、マイクロ飛沫では効果無し
・20ミクロン以下の小さな飛沫は、
マスクしていても気管奥まで達すると記載。
スーパーコンピューター富岳を使った実験で、
マスクの有効性が示されたと
何となく思っている方が多いと思われますが、
その資料には、
「ただし20ミクロン以下の小さな飛沫に対する効果は限定的であり、
マスクをしていない場合と ほぼ同数の飛沫が、気管奥にまで達する」
と書いてあります。[1]
新型コロナウイルスが空気感染
(エアロゾル感染やマイクロ飛沫感染など呼び方は色々ある)
であることは、
CDC(米国疾病予防管理センター)でも、
2021年5月には認められています。[2]
空気感染がある以上、マスクの効果は限定的です。
富岳のシミュレーションは、
パラメータによって結果が大きく変るので、参考程度
・富岳の素晴しい点は、並列に様々な感染状況のシュミレーションが可能。
・しかし、個々のシミュレーションであれば、家庭用コンピュータでも計算可能。
・恰好よいCG含め、家庭用コンピュータでも計算可能。
・富岳の論文内での評価は、並列計算やアルゴリズム。マスクの有効性では無い。
あくまで富岳は、様々なシチュエーションを、
並列かつ高速で実行することが可能なことが、その特長なのです。
しかもその結果は、富岳シミュレーション資料に ご丁寧に、
「感染リスクについては、
パラメータの設定で大きく結果は変わるので、
あくまで参考値としてください」
と書かれています。
つまり、パラメータ(現実世界の挙動を仮定した数値)によって、
結果は大きく変わることに留意する必要があります。
このことを知らずに、
「富岳で、マスクが有効だと結論が出た」
と誤解している人が多いのではないでしょうか。
もう一つ、世間一般との乖離が大きいと思う点を、一点指摘します。
理研の報道陣向け発表、特にそれを受けてもメディアの報道発表は、
「マスクに有効性があった」という論調が多かったと思います。
しかし、富岳の論文の中身は、
富岳がシミュレーションの実行を厖大な数できることや、
アルゴリズムを工夫して計算速度を向上させたことなどが主です。
論文の結論として、
マスクの有効性を謳ってはいない ことにも注意してください。