「mRNAワクチンという人類の脅威」

 〜DNA汚染、レプリコンワクチンの危険性〜後編

 

 

 

 

 

 

本日は、これらの mRNA ワクチンに見られる DNA 汚染に関して、

我々が発見したデータの一部を見ていきます。

また、日本から送られてきた、数本のバイアル分析の話もします。

私たちの研究データの一部を見ていきますが、

それを批判した「ファクトチェック」に対する反論も、

いくつか紹介したいと思います。

 

 

 

 

以前、人々から(中身を調べてほしいと)送られてきていた

(ワクチンの)バイアルが いくつかあり、

それを調べると、

そこで mRNA ワクチンを使って

RNA 配列解析実験をスパイクインさせて、結果を見ると、

「発現ベクター」(遺伝子組み換えプラスミドの DNA)が

まだバイアルに残っていることを発見しました。

 

※ベクターとは、

 外来遺伝物質を 別の細胞に人為的に運ぶために利用される

 DNA または RNA 分子。

 

 

 

私たちは、まさか DNA が見つかるとは…

しかも、こんな量で見つかるとは思いませんでした。

RNA 配列決定実験で、DNA が検出されることは非常に稀で、

それは、DNA が相当な高濃度であることを示唆していました。

私たちは、この発見を、プレプリントとして発表しました

 

 

 

こういった(ワクチンの問題点を指摘するような)分野の

研究における課題の1つは、

今の風潮 では、

(査読)ピアレビューを通した論文を発表するのが

非常に難しいことです。

論文の提出において、

ワクチンに関して否定的なものは全て拒否され、

肯定的なものは どんなものでもパスします。

 

 

 

そこで私たちは、他の研究者が簡単に再現できるような、

定量的PCR 分析方法を設計するために、多くの時間を費やしました。

そうした方が、査読済み論文を発表するよりも早く、

他の人が再現実験をできると確信していたので…。

 

 

 

 

これには背景があります。

米国では…、いえ、これは おそらく世界中で起こっていることでしょうが…、

欧州医薬品庁(EMA)の発表によれば、

ファイザーが、これらのワクチンを製造するのに、

(治験と販売品で)2つの異なる製造工程を使用していたということです。

そして、どちらの製造においても、

(mRNA を)プラスミド(DNA)を使ってクローン増幅しました。

 

 

 

(治験では)「工程1」を使い、

RNA に変換したい DNA 領域を PCR を利用して先に増幅し、

その DNA を使って試験管内で転写合成しました。

これは非常に重要なステップの違いで、

「工程2」大腸菌の中のプラスミドを使うより、

高濃度の DNA を大量に作り出せるからです。

しかし、治験後まもなく、この工程1は廃止しました。

これでは製造業をスケールアップできないからです。

そこで(工程2として)、

プラスミド(DNA)を大腸菌内で培養しました

ただし、大腸菌内でプラスミド DNA を培養するとなると、

より複雑な DNA の準備段階が必要になってきます。

 

 

 

そのプラスミド DNA を抽出するには、

大腸菌の細胞を溶解して取り出さなければならないので、

その抽出液から、

大腸菌由来の DNA や、エンドトキシン(毒素)などを

取り除く必要が出てきます。

この違いにより、今日 私が触れようとしているような、

異なるいくつかの混入物が入りやすい背景が出来上がります。

治験では、工程1と2違いを比較するための 252人の患者がいましたが、

そのデータは今まで公開されていません。

 

 

 

 

※エンドトキシン:

 

グラム陰性菌(大腸菌や赤痢菌、サルモネラ菌、レジオネラ菌、

その他にも多数の種類があります)の細胞壁を構成している

リポ多糖(リポポリサッカライド 通称LPSと呼びます)のことで、

日本語では内毒素と呼ばれています。

 

グラム陰性菌が生きている間には増殖時(細胞分裂時)に少量が、

菌が死んだり破壊されると、細胞壁から大量に分離し、

人体に様々な問題を引き起こします。

なお、細菌が生きている間、

生存活動を行うために放出する毒素のことは、

エキソトキシン(日本語では外毒素)と呼びます。

 

エンドトキシンを除去、または失活させるのは大変困難で、

250度以上の高温で30分以上の加熱が必要となります。

 

 

 

 

細菌が生きて産生し「外部」に分泌する毒素が「外毒素」であるのに対し、

細菌が死んだ後に菌体の細胞壁が壊れて

「内部」に存在する細胞膜の構造が毒素として作用するところから、

「内毒素」と呼ばれています。

内毒素を持つ細菌は、グラム陰性菌と呼ばれるグループの細菌で、

発見の元となったコレラ菌をはじめ、赤痢菌,チフス菌などが含まれます。

いずれの細菌も、その毒素となる部分は共通で、

細胞壁の成分、細菌表面の毛のようなリポ多糖体(LPS)の根元の

リビドAと呼ばれる構造です。

 

エンドトキシンは、ピコグラムやナノグラム単位という微量でも、

血液中に入ればマクロファージや樹状細胞などの免疫担当細胞に作用し、

体に発熱をはじめ、種々の生体反応を引き起します。

大量にエンドトキシンの混入があると、

エンドトキシンショックと呼ばれるショック状態に陥るなど、

命に関わる重大な影響を及ぼします。

 

 

 

 

さて次に、これら 2つのプラスミド(遺伝子)マップには、

どんな違いが あるでしょうはてなマーク

この右側のマップは、

ファイザーが 欧州医薬品庁(EMA)に提出したもの です。

(左側に比べて)プラスミドの(遺伝子情報の)大部分が、

省かれていることに気づくでしょう。

これは、非常に奇妙なことです。

なぜなら、この DNA 配列を市販のソフトウェアに取り込むと、

この欠落している部分に自動的に解析内容がつけられるからです。

ここには、SV40 のプロモーター、

F1起点、Neo/Kan遺伝子 が入っているはずです。

これらの部分の解析内容は、

(右の)規制当局に提出したプラスミドマップから、

「意図的に」削除されている のが分かります。

 

 

 

 

それでは、ファイザーが何を隠していたのか 話しましょう。

これは、David Dean博士が

非常に多くの遺伝子治療の論文で言及している

「SV 40のエンハンサー遺伝子」です。

彼の発表した研究を見ると、

DNA の断片、つまり 72塩基という小さな DNA 塩基列を使い、

DNA を細胞核の中に引きずり込んでいることが分かります。

つまり、これは SV 40 プロモーター遺伝子内に、

非常に強力な細胞核標的配列があるということです。

私たちの研究を批判する人たちが、

「ワクチンの DNA 汚染は問題ではない。

 DNA は体内で分解されるだけだから、細胞内に侵入することはない」

と言っているのは懸念です。

 

 

 

しかも、この DNA は脂質ナノ粒子(LNP)の中にあり、

細胞核標的配列を持っています

つまり、

数時間以内に、すべての細胞の核に入り込む ことになります。

 

 

 

過去のワクチンや薬剤の「製造過程の残留 DNA に関する規制」は、

全て裸の DNA に基づいて判断されています。

残留 DNA が LNP に保護された場合を、想定していません。

 

 

 

また、1986年に米国で(NCVIA)法が施行されるまでは、

規制値がDNA 汚染を 10pg(ピコグラム)までと定めていましたが、

その後、残留 DNA の規制は、

10pg(ピコグラム)から

1,000倍の10ngナノグラム(=10,000pg)になりました。

この緩和の正当化もすべて、

裸の DNA と その短い半減期に基づいたもので、

私たちは 現在、LNPが この DNA を保護し、

細胞に直接取り込まれるという、まったく違う条件下にいます。

 

 

 

 

さて、このプレゼンテーションの中で、

私たちが開発した 3つのアッセイ(分析手順)を紹介します。

 

1) SV 40プロモーター(縦列した72塩基対領域)をターゲットとした

      アッセイを開発しました。

 

2) 次に、スパイクタンパクのアッセイを開発しました。

      これは、Covid-19ウイルス由来の遺伝子では光らず、

      モデルナ、ファイザー、J & J由来のものには光るというものです。

      これは、患者の症状の由来が、

      ワクチン副作用なのか、それともCovid-19の後遺症なのかを、

      病理学の観点から区別するために重要になるアッセイだと思います。

 

3) 細菌由来の複製起点のアッセイ(遺伝子分析 手順)も開発しました。

 

 

 

 

さて、別の批判に、

「古いバイアルを分析した」というのがありますが、

これに関しては、次の実験者の Dr. フィリップ・バックホールツが、

新しくて冷凍保存されたものを

薬局から直接入手して実験しており(同様の結果が出ているので)、

これは もはや問題ではありません。

 

 

 

2つ目に、PCR で実際に DNA を見逃すには、

かなり積極的に分解されている必要があるということ。

 

 

 

3つ目は、時間が経過したからといって、

DNA が 突然バイアル内に現れるわけがないということです。

これらの批判は全部、本題から注意を背けさせるための手段です。