6月に合意したEU・エジプト・イスラエル三国間天然ガス協定は、

ロシアの石油を排除するのに重要な意味があります。

都合いいね。良すぎだね。

 

 

 

 

2010年の調査で、中東に巨大なガス田があるのが発見されました。

リバイアサンガス田と呼ばれ、地中海のレバント海域にあります。

パレスチナ・レバノン・シリアが面しています。

シリアは、このガス田開発のオファーを断り、

その流れで、カタールのパイプライン計画を蹴りました。

偶然でしょうか。

1年経たずに、シリアで内戦が始まりました。

 

 

 

 

誰が、お金を出したはてなマーク

カタール・イスラエル・アメリカ です。

数カ国で、シリアの政権打倒を試みます。

 

 

 

 

現在、アメリカは、シリアの3分の1を支配。

すべての油田を牛耳っています。

 

 

 

 

一方、イスラエルは、

シリアの重要な港、ラタキア港を日々空爆しています。

つまり、シリアの すべての石油収入を遮断し、

海運活動やガス田開発を麻痺させてる。

 

 

 

 

 

レバント海にある もう1つの大きな港のレバノンベイルートは、

2020年に謎の爆発を起こしました。

 

 

 

 

イスラエルは、EUのガス不足の代替え案を提案した後、

大量のFPSO船で

レバノンのカリシ油田に現れ、ガスを盗もうとした。

それで、イスラエルとレバノン間で、大きな海域国境紛争に発展した。

イスラエルは、やむなくアメリカに頭を下げて、外向的に解決を試みた。

 

 

 

 

なぜなら、ヒズボラは、

1立方でもガスを盗んだら、船を爆破すると予告。

 

 

 

ガザの場合は、どうでしょう。

ガザにも、大きな未開発のガス田があります。

ガザは、イスラエルの集中キャンプで、

2007年から、エジプトとイスラエルにより海上封鎖が行われています。

ガスの精製どころか、釣りもまともにできない状態。

 

 

 

 

レバノンのベイルート港、シリアのラタキア港、パレスチナのガザ港は全滅。

唯一残ったのが、イスラエルのハイファ港。

ちょうどいいねぇ。

これでイスラエルだけが、

ガス田開発ができて、交易路として機能する。

ネタニヤフが、国連で掲げたマップのように。

 

 

 

イスラエルとアメリカは、すべての競合を殺し、

おまけに資源を盗んで、市場を独占する。

ただ 冬が近づいてきて、

イスラエルは、EUのためにガス獲得に必死だ。

ただ、このエリアは不安定で、

パレスチナの問題解決なしで安定はない。

そこで、ネタニアは国連で、

サウジアラビアとは国交正常化が進んでいるし、

パレスチナ問題の火消しは済んだと話した。

まさに、それでイスラエルは、

パレスチナ人を狂ったように惨殺しているわけだ。

狂戦士モードで。

 

 

 

 

イスラエルは、過去にガザを空爆し続けてきたけれど、

今回のは次元が違う。

パレスチナ人を動物呼ばわりして、殺している。

イスラエルは、パレスチナ人が怖がって、砂漠に逃げればいいと思ってる。

はっきり言ってたよね。

 

 

 

 

ガザの人達をシナイ砂漠に、

ウエストバンクの人たちをヨルダンに追いやるつもりだと。

 

 

 

これは、

民族浄化のジェノサイドであることに間違いはない。

それと同時に、経済的・地政学的な意味もあるのです。

ハマスは、イスラエルの計画とサウジアラビア国交正常化の情報を知ると、

パレスチナ建国の希望が断たれてしまい、このカードを切るしかなかった。

パレスチナを永久に失うより、即座に行動を起こす必要があった。

 

 

 

 

パレスチナ人にとって、今までもこれからも民族存続の問題なのです。

在るか無いか。

抵抗勢力がグローバル サウスの力を借りて、

中東から入植者のアメリカとイスラエルを追放するか、

またはアメリカとイスラエルが、

引き続きこの地域を占領して、新シルクロードを締め上げ、

シリアの石油を略奪し、

ロシアとイランとアラブのガスを、世界市場から切り離し続けるのか。

決定的な瞬間なのです。

パレスチナ人だけの問題ではありません。

なぜなら、勝者が未来の地図を書けるからです。