ヨーロッパで最も売れているドイツの新聞Bild紙が、

これまで機密扱いだった

ドイツ国防省文書「同盟防衛2025」の詳細を報じています。

しかし、この機密文書は、

シミュレーションを反映させたものであり、

実際のドイツ軍の計画を示したものではないということです。

 

 

 

 

「ドイツ国防省の秘密文書が、

 第三次世界大戦への道筋を明らかに」

 zerohedge.com 2024/01/16

 

 

ドイツ軍は 2月にロシアによる攻撃の可能性に備えており、

米国大統領選挙後に、より広範な戦争が最高潮に達する。

 

ドイツの新聞ビルトは、

これまで機密扱いだったドイツ国防省の文書

「同盟防衛2025」の詳細を憂慮すべき内容で報じた。

 

この秘密戦略は、早ければ来月にも、

NATO の東側面に対する

ロシアのハイブリッド攻撃をウォーゲームで記録し、

その後、紛争が月ごとに

どのように激化するかについての手順を示している。

 

このシナリオでは、数十万の NATO 軍を派遣し、

2025年夏までに

第三次世界大戦に相当する事態が始まることで最高潮に達する。

 

ロシアのプラウダ紙は、

このシナリオのスケジュールを以下のように報じている。

 

ロシアによる西側諸国への最初の攻撃は秘密裏に、

 その後ますます公然たる攻撃が 7月に始まる。

 主にバルト三国でサイバー攻撃や

 その他の形態のハイブリッド戦争が予想されている。

 

 衝突が発生し、ロシアはそれを口実に、

 自国領土とベラルーシで大規模な軍事演習を開始する。

 

 シナリオによれば、

 ロシアがカリーニングラードに

 軍隊と中距離ミサイルを配備すれば、

 この状況は 10月に激化する可能性がある。

 

 2024年12月より、スヴァウキ溝(スヴァウキ回廊)付近で

 人為的に引き起こされた『国境紛争』と

 『多数の死傷者を伴う衝突』が展開される。

 

 米国の大統領選挙の後、

 米国が数週間、指導者不在となるかもしれないその時、

 ロシアはベラルーシの支援を受けて、

 2014年のウクライナ侵攻を、ただし今度は NATO 領土内で繰り返す。

 

 2025年5月、NATO は封じ込め措置を決定し、

 Dデイに NATO はドイツ連邦軍の 3万人の兵士を含む 

 30万人の軍人を東側面に配備する。

 

この文書は公式には「訓練シナリオ」と呼ばれているが、

ウクライナが戦争に負ける可能性が高まる中、

NATO がロシアと対立する可能性があるという懸念を和らげるには

ほとんど役に立たない。

 

ドイツ国防省は、文書の詳細についてコメントを拒否したが、

「極めて可能性の低いシナリオを含む

 あらゆるシナリオを考慮に入れることは、

 日常の軍事活動、特に訓練の一部である」と述べた。

 

スウェーデンもまた、

突然の敵対行為の勃発に対処する準備が整っていないとして、

ロシアとの戦争に備えるよう、国民に警告している。

 

 

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上の記事の最後のほうの「スウェーデンもまた」というのは、

このBBCの報道にあった内容を受けてのことです。

 

 

「スウェーデンの国防当局のトップ2人がこのほど、

 戦争に備えるよう国民に警告を発した。

 

 国民の間では懸念が広がるとともに、

 不必要に心配や恐怖心をあおっているとの

 非難の声も上がっている。

 

 スウェーデンのカール・オスカル・ボーリン民間防衛相は、

 7日の防衛会議で、

 『スウェーデンで、戦争が起こるかもしれない』と語った。

 スウェーデン軍の最高司令官ミカエル・ビューデン将軍は、

 このメッセージに同意し、

 スウェーデンの全国民は、

 その可能性について、心の準備をすべきだと述べた。

 

 

 

まだ、現実的に何かが起こったというわけではありませんが、

身構えている感じは伝わってきますね。