※以下は、わたしの覚書なので、
皆さんは、リンク先のnoteを御覧ください。
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/prca.202300048
「SARS-CoV-2ワクチン接種者の血中における
組換えスパイク蛋白質の検出:考えられる分子機構」
細胞に感染する際に、
コロナウイルスのスパイクタンパクは「折れ曲がるトゲトゲ」であり、
コロナワクチンのスパイクタンパクは「折れ曲がれないトゲトゲ」である
という違いがあります。
そこを厳密に識別した結果、
血中のワクチン由来のスパイクタンパク質
(PP-スパイク)は、
接種者の50%から長期に渡って検出され、
検出期間は69~187日に及んだのだそうです。
もちろん、未接種者は、
自然感染後であっても PP-スパイクは陰性でしたが、
mRNAコロナワクチン接種者の半数で、
接種後2~6ヶ月という長い期間に亘って
スパイクタンパクが血中を循環していることが判明したのです。
スパイクタンパクは抗体を作るための抗原ですが、
免疫系によって攻撃され、消費されるものです。
なのに、これほど長期間に亘って
スパイクタンパクが維持されるのは何故か、
この論文の著者が立てた仮説は この3つです。
1)mRNAがDNAに逆転写され、DNAからmRNAが再転写されている。
2)シュードウリジンRNAが、長期間安定に維持されている。
3)mRNAを含むナノ粒子が、細菌に取り込まれている。
これに対して荒川先生は、こう考えておられます。
・DNA汚染が確認された以上、
1 の可能性を考えるよりは、
DNAそのものが原因であると考える必要がある。
・シュードウリジン化RNAは安定しているが、
半年も維持されるのか わからない。
・バクテリアは、
ヒトのmRNAからは適切なタンパクを作れないので、無理がある。
そしてまた、4つ目の仮説として、
ワクチンを汚染しているDNAが、ゲノムに組み込まれ、
そこからスパイクタンパクを合成している可能性を
考えていると。
これらの可能性は、どれか1つが正解というわけではなく、
複合的なものかもしれませんが。
だとしたら、人体のゲノムに組み込まれたDNAを取り除くのは、
現時点では不可能ということになります。
本来なら、体は異物を排除するものですが、
コロナワクチンによる免疫抑制は、
免疫系が抗原(スパイクタンパク質)を
「危険ではない」と学習した結果です。
逆に言えば、ワクチン副作用、後遺症の原因の多くは、
細胞に取り込んだ異物を取り除くための浄化作用であり、
また反対に異物への寛容化も、
体内に起きた異常事態を正常化させるための
体のホメオスタシス (生体恒常性) の防衛ラインが作動したものです。
ワクチン接種後 長期間スパイクタンパクを発現する
様々な原因の一つが汚染DNAであるとすれば、
汚染DNAのゲノムへの取り込みは、
広範に起こっている可能性があります。
接種後1~2年以上もスパイクタンパクを発現する人の
血液中の細胞からスパイク遺伝子のDNAが見つかれば、
そのサンプルをディープシークエンシングで
ゲノム解析をすることができますから、
それをすれば、
汚染DNAのゲノムへの取り込みを証明できるかもしれません。