アメリカの CDC (疾病予防管理センター)が、2020年の時点で、
「アメリカの 8歳の子どもの 36人に 1人が自閉症である」
と発表しました。
カリフォルニア州では、28人に 1人。
1970年には 1万人に 1人だったのに、この50年間で極端に増えたものです。
「子どもが自閉症となるリスクは、
母親の腸内の微生物の健康状態によって決定される」
とも言われますが、
実際は多様な要因があるような気がします。
例えば、(コロナに限らず)ワクチンであるとか。
主に挙げられる要因は、この3つとされています。
・アセトアミノフェン(カロナール)
・脂質ナノ粒子とスパイクタンパク質による腸内細菌環境の崩壊
・過剰な消毒による腸内細菌環境の崩壊
「腸-脳軸のマルチレベル分析により、
自閉症スペクトラム障害に関連する分子
および微生物のプロファイルが示される」(論文)
「糞便移植後2年で、自閉症の症状が50%近く軽減」(記事)
こちらの研究では、
糞便移植によって自閉症の症状が軽減するということですが、
こんな方法もアリなのかもしれません。
少なくとも、妊婦は、
化学物質、薬品、ワクチンを含む異物を できるだけ避け、
乳幼児は、抗生物質を含む薬剤や過剰な消毒を避けるのが、
予防という観点からは良いようです。
「新しい研究で自閉症と腸の関係が検証される」
43人の研究者たちによって発表されたデータに基づく研究は、
自閉症が主に遺伝的疾患であるという考えに異議を唱え、
この疾患の急増の背後に環境要因がある可能性を示唆しています。
そして、アリゾナ州立大学の
「マイクロバイオームを通じた
健康のためのバイオデザインセンター」の教授である
ジェームス・アダムス氏は、
「自閉症ではマイクロバイオームが変化し、
それが生化学の変化に関連しており、
それらの変化が
消化管や神経機能に影響を与える可能性があるという
さらなる証拠が得られました」
と語っています。
もっと具体的なところでは、グルテンとカゼインが、
コミュニケーションや言語の問題、腕のバタつき、多動などの
症状の一因となっているという理論もあります。
自閉症児の評価と治療を専門とする小児胃腸科医
アーサー・クリグスマン博士は、こう述べています。
「自閉症は医学的な病気です。精神疾患ではありません。
腸が何らかの役割を果たしており、おそらく最も一般的な併存疾患です。」
「医師が正しい診断を下すことができれば、
クローン病が治療できるのと同じように、
自己免疫疾患も治療できるということです。」