2022年1月上旬、
連邦判事のマーク・ピットマン氏が、
米国食品医薬品局(FDA)に対し、
ファイザーがCovidワクチンの承認を得るために提出した
40万ページにも及ぶ機密書類(安全性データ)を
毎月55,000ページ公開するよう命じ、
専門家集団によって分析が進んでいるところですが、
そのうちの1つ
「PF-07302048:
ワクチン抗原としてのSARS-CoV-2 Spike Glycoprotein
(P2 S)の構造的・生物物理的特性評価」に、
「グラフェンオキサイド」という言葉が1度だけ登場します。
これをもって
「酸化グラフェンがワクチンに含まれていることが、証明された」
と大騒ぎになったのですが、
https://report24.news/wp-content/uploads/2023/05/125742_S1_M4_4.2.1-vr-vtr-10741.pdf
この論文全体は、
スパイクタンパク質を分析した研究から得られた
知見が述べられています。
ワクチンの製造工程や
ワクチンに含まれるものについての記述は、一切ありません。
実は、ここには、試料の光学的検査を行うために、
電子顕微鏡「クライオEM」という
極めて特殊な方法論が記載されていたのです。
問題の文章を、御紹介します。
「TwinStrep-tagged P2 Sについては、
0.5 mg/mLの精製タンパク質4 μLを、
酸化グラフェンで覆ったばかりの金
Quantifoil R1.2/1.3 300 meshグリッドに塗布した。」
分子レベルのイメージングを行う低温顕微鏡を可能にするために、
調査装置の一部を酸化グラフェンでコーティングした、ということです。
酸化グラフェン(GO)は、
検査する冷凍試料を乗せる「グリッド」を作るための補助材料。
酸化グラフェンはワクチンサンプルの一部ではなく、
この方法で検査されたワクチンは、
どこにも配送されず、接種もされていません。
この論文は、
ファイザー社のワクチン、米国ファイザー社の文書、
そして酸化グラフェンとは何の関係もありません。
※ワクチンに酸化グラフェンが入っていないと
断言しているのではなく、
この文書は、
ワクチンに酸化グラフェンが混入していることを
指したものではないということです。