東京理科大学 村上康文名誉教授:
 
 
 

 

ファイザーに含まれていたプラスミド DNAは、輪っかなんですよ。

(環状プラスミド)

この輪っかに書いてあって、それで ここ(赤)はスパイク なんです。

スパイクタンパクをコードしている所だと。

で、ここがスパイクの遺伝子なんですよ。

DNA混入疑惑の問題点

 

 

 

モデルナの方は、

よく大腸菌で利用するような

ベクター(遺伝子を細胞内に運ぶウイルス)の配列なんですが、

ファイザーの配列が、問題なんです。

ちょっと大きくしてみますね。

 

 

 

 

ここにSV40の配列の一部が入っています。

これはプロモーターと言うのですが、

遺伝子発現をさせるのに必要な配列 なんです。

問題は、これが有名な 発がん性を持っているようなウイルスで、

その配列が入っているということなんです。

「どうして、がんウイルスに由来するような配列があるのか。」

全く要らないんですよ。

mRNA型ワクチンを製造するためには、全く要らない配列なんです。

※プロモーター:

 遺伝子組み換え技術で、外から入れる遺伝子の性質を発現させる物質。

 

 

 

それが入っていることと、もう一つの問題は、

この配列が入っていると、DNAが核まで移行しやすくなってしまう。

だから、よりゲノムに入りやすくなってしまうということです。

移行しやすい配列というのは結構有名な話で、論文がたくさん出ています。

本来は、そんな配列は除かなければいけないんですが、

除かないまま作っているということなんです。

 

 

 

 

 

 

やっぱり 問題なのは、メッセンジャーの応答。

試験管内で合成するようなプロセスに、

全く関係ない SV40 のプロモーター配列を なぜ残したんだってことですね。

SV40というのは、このmRNA ワクチンを作る上で全く必要ないんです。

がんウイルスのプロモーターですから。

それが なぜ入っているか。

私たちは、SV 40 プロモーターを いろんな実験には使いますが、

このワクチンに なぜ入っているのかってことですよね。