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現状、性犯罪被害者の情報は、

加害者本人に知らされる運用になっています。

被害者本人はもちろん、

被害者の関係者が裁判の証人となったとき、

被害者の家族であっても実名が秘匿対象とならず、

加害者本人に知らされます。

 

 

 

どうにかしたいです。

泣き寝入りの温床でもあります。

 

 

 

事件や捜査に関する情報について、

加害者と被害者では、

見ること・知ることのできる情報、

守られる情報に差があります。

 

 

 

あまりにひどい話ですが、

私本人の実名は、起訴状で加害者に知らされたことはもちろん、

私の母と交際相手の実名まで加害者本人に知らされました。

 

 

 

加害者の防御権を守る必要があるため

こうなっているそうですが、

せめて加害者弁護人までに留めるなど、

慎重に対応できないものでしょうか。

性暴力加害者、DV、ストーカーの加害者が、

被害者に向ける思考は特に危険であることを、

政治も司法も全く理解していません。

 

 

 

その結果、私は既に加害者から再被害に遭っています。

起こしてはいけない再被害を、

法制度や今の体制が許したのです。

再被害の実態を、国は統計さえ取っていません。

防ぐことのできた再被害によって

命が奪われた過去の事例を、国は記録にしていません。

守ることのできた命が奪われたのに、

その反省も再発防止もない。

 

 

 

THYMEでやりたいこと、やるべきことは沢山あるのですが、

今、国が実態把握もしていない以上、

加害者からの再被害の実態を調査したく思っています。

当事者の人にとっては、再被害は悲しいけれど、

"共通の経験""身近にある脅威"です。

でも国は、加害者からの再被害を「例外」にします。

"遺憾"と言うだけです。

つらい話が きっと多く来ると思いますが、

いろんな形で再被害に遭っている人は少なくないはずです。

「例外」扱いさせたくありません。

法整備の必要を訴えたいです。

 

 

 

捕捉です。

起訴状での被害者氏名について、

10年以上前から議論にはなっていて、

今でも被害者の氏名を平仮名で表記したり、

被害者本人ではなく

親の名前を書いたりというような運用も

可能ではあります。

秘匿できる法改正も決まっています。

でも、だからこそ、秘匿「できる」ではだめだなと考えます。

 

 

 

せめて平仮名で書ける状況がありながら、

私は その情報を当時知らされることはありませんでした。

秘匿「できる」では結局変わりません。

秘匿「義務」に近いくらいにして、

開示するケースの方を"例外"とする方が、

防御権と被害者の安全のバランスを取れるのではないか

素人意見で考えます。

 

 

 

シートベルトだって「義務」で、

妊娠している人や病気などで事情がある人は例外です。

飲酒運転も、飲ませた人も罰する必要があった。

そこまでしないと、飲ませた人を罰することも「できる」では、

守れないものがあったと思います。

 

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加害者に、自分の素性が知れると思ったら、

怖くて起訴なんか なかなかできません。

今後一切見たくない、関わりたくない相手に、

不条理にも逆恨みされたら、

最悪 殺されることになってしまいます。

 

 

 

法に携わる人は、

加害者の人権だの更生ばかり考慮して、

被害者の恐怖、安全、今後の人生を

あまり考えていないように思えます。

秘匿義務にして、開示は例外、としてほしいものです。