マスクの効果で一番混乱を招いているのは、「エアロゾル感染」。

感染研が2022年3月に、

これまでの飛沫感染を否定せずに、「エアロゾルもある」と発表した。

これで、過去の対策が継続されたんです。

 

 

WHO、2021年12月に、空気感染として飛沫をほぼ否定

CDCは、2021年5月には、主たるルートは空気感染としていました。

 

 

化学で言うエアロゾルでは、

微粒子のサイズは、10nm(ナノ)程度から1mm程度まで、

飛沫のサイズを含んでいます。

多くの人は、空気感染と飛沫感染の

中間的なイメージを持ってしまいました。

実際には、WHOもCDCも飛沫に対しての空気感染と考え、

対策をアップデートしています。

 

 

 

マイクロ飛沫という中間的なものは、

飛び散るが浮遊しないものと認識され、

日本はマスクを着け続けます。

しかし、実際はCDCの主張通り、主感染は空気であり、

対策に感染者数を減らす効果はありませんでした。

 

 

 

マスクの規定するエアロゾルは、

空気感染の元となるもので、「飛沫」と分けられています。

5㎛以下の浮遊する粒子には、

N95やDS2など、シール性の高いマスクをつけます。

医療機関でも、以前からそうだったと思います。

 

 

 

一方、サージカルマスクは構造上、隙間からの出入りが多く、

「飛沫用マスク」として、手術などで使用されてきました。

2021年に、日本でもやっとマスクの産業規格が整備され、

そこでも当然サージカルマスクは、飛沫用として規格されています。

これは構造の問題で、濾材の濾過性能は関係ありません。

 

 

 

最近、韓国でKF94なる独自規格が設定され、

N95マスクとサージカルマスクの中間を狙って、売り出しています。

構造的に漏れを減らしたもので、

プリーツ状のものよりはマシかと思いますが、

N95規格を通らない下位の規格で、

日本ではサージカルマスクと同様に分類されます。

空気感染ではないビックリマークと言われる方、

すこしはマシと考えられている方は、

そのまま着用して構いませんが、

空気感染対策としては、製品自体が対応できていないことを、

是非、ご理解いただき、正しくマスク理解してください。

 

 

 

中間的なイメージを そのまま記載している絵があったので、

載せておきますね。

これでは、エアロゾルは「飛沫」なんですね。

空気中を長時間浮遊しません。

多くの方が、このイメージのままだと話はかみ合わず。

感染研のプライドのためだけに、マスクし続けることになるのです。