雨が降るメカニズムというのは、
まだハッキリわかっていないのですが、
学研のキッズネットには こう書いてあります。
「ふわふわと空にうかぶ雲は、
雲つぶとよばれる水てきや、
氷晶とよばれる氷の結晶でできています。
これらが大きく・重くなって
空から落ちてきたものが、雨や雪なのです。」
この「氷晶」の中心には核が必要ですが、
ほとんどの鉱物(無機物)は氷晶核には適さず、
最も有効に働くのは「有機物」(生物)だといいます。
「生き物って言ったって、空中だよ」と思いますよね。
別に、鳥が中心になっているとか、
そういう話ではないようです。
宇宙から降ってきた有機物やバクテリアなのではないかと。
http://oka-jp.seesaa.net/article/222447948.html
In Deep / 第一期: 「宇宙線が雲を作るメカニズム」の一部を欧州原子核研究機構 CERN が解明 (seesaa.net)
そして、
その雲を作っているのは、「宇宙線」であるというのです。
※宇宙線は、
宇宙から地球に絶えず高速で降り注いでいる
原子核や素粒子です。
私たちの体も、
いつも膨大な数の宇宙線が突き抜けています。
遠い銀河からもまた近傍からも、
たくさんの宇宙線がやってきます。
宇宙線は地球に到達して大気中に飛び込み、
空気中の酸素や窒素の原子核と核反応を起こします。
-東京大学宇宙線研究所のサイトより
なお、宇宙線は、地球の内部からも大量に放出されています。
=ニュートリノ
1983年から 2006年までの雲の量と宇宙線量の比較
さらに、デンマーク工科大学の
ヘンリク・スベンマルク教授は、
宇宙線が雲の増減に関係するだけでなく、
「太陽活動(太陽フレアなど)は
地球の宇宙線の量をコントロールするため、
太陽活動の状態によって
長期間の地球の気温と天候が影響を受ける」ことも
示唆しました。
Solar activity has a direct impact on Earth's cloud cover (phys.org)
(一部抜粋)
デンマーク工科大学国立宇宙研究所(DTU Space)と
イスラエルのヘブライ大学・物理学ラカー研究所の
科学者たちのチームの研究は、
地球が雲で覆われる事象と、
太陽の爆発活動(太陽フレアなど)が
直接関係していることを示しました。
太陽の表面で発生する爆発(太陽フレアなど)は、
約1週間、地球から宇宙線を吹き飛ばす力があります。
そのように宇宙線が太陽活動によって減少しているとき、
地球の雲の被覆も、太陽活動と対応して減少します。
雲は、地球上の気温を制御する上で重要な要素であるため、
これらの関係は、
地球の気候変動に影響を与える可能性があるのです。
…というわけで、
水蒸気が雲を作るわけではないこと、
たかが人間が車に乗ったり
動物がゲップした程度のことが
地球の気温上昇の鍵になるわけではないことが、
少し伝わったのではないかなと思います。