なぜビタミンCがウイルスに効くのかというと…。

 

【ビタミン C の作用機序】

 

1.そもそもビタミン C そのものに

 ウイルスを不活化する作用があります。

 不活化というのは、あらゆるウイルスを殺すということです。

 

2.ビタミン C には、白血球を活性化させる作用があります。

 白血球を活性化させることによって、

 白血球が活性酸素で細菌を攻撃し、殺してくれるんです。

 

3.ビタミン Cには、インターフェロン合成を促進し、

 免疫担当細胞を活性化させる作用があります。

 要は免疫力を強くするということです。

 体に悪いものをやっつけてくれるのです。

 

上の3点だけを考慮しても、

ビタミン C に抗ウイルス作用があるということは

わかりますよね。

 

【正しいビタミン C の摂取方法】

どんな病気であれ、ビタミン C だけを

大量に投与すればいいというものではありません。

糖質の過剰摂取は、病気の原因になるのはもちろん、

栄養の吸収も阻害してしまいます。

ビタミン C 療法のポイントとしては、

 

1.早期に行う

 病状が悪化すればするほど、回復は難しくなります。

 

2.大量摂取する

 病気の予防や美容のためなら、

 1日1gを10回に分けて、1日10g程度とればいいのですが、

 既に何らかのウイルス感染症に罹ってしまった場合は、

 ビタミンを大量に口から摂っても

 体内に長時間滞留できない、

 尿でほとんど流れてしまいますから、

 点滴で直に血管に入れてやるというのが

 一番効くわけなんです。

 

 高濃度で入れるわけなんですが、

 個人差もあるので量については一概に言えません。

 体の大きさやウィルスの量によっても違ってきますから。

 ビタミン C は薬ではなく、リスクや副作用もないので、

 神経質になりすぎる必要はないでしょう。

 

 例えば重症の糖尿病患者に対して

 1日50 g から80 g、ビタミン C を投与すると、

 見事に治ってしまったという例があります。

 他にもウイルス性肺炎というのは

 治りづらい病気で有名なんですが、

 胃腸炎とかと一緒で、

 数日安静にしていれば治るというような病気ではないので、

 だいたい治るのに1か月ぐらいはかかるんです。

 これが1日たったの10g、ビタミン C を投与しただけで、

 本来は1ヶ月かかるであろう肺炎が9日で治ってしまった、

 通常の4倍の速度で病気が治るということが、

 どれだけすごいことか、素人でも分かりますよね。

 

 1970年代の肺炎患者を対象に行われた実験でも、

 数時間おきにビタミン C を投与したら、

 すぐに回復したんですね。

 今から50年近くも前の話です。

 

 もっと衝撃的なデータもあります。

 不治の病として有名なエイズ、

 1日50~200gと、超高濃度のビタミン C を投与したら、

 なんと症状が現れずに、2次感染もしなかったというんです。

 

3.栄養を十分に補給してやる

 免疫力を強くするためには、

 タンパク質や脂質を十分にとって、

 代謝を良くしないとダメです。