※詳細は、上記noteを御覧ください。

 

 

 

胃酸にまつわる

胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの病気に対する薬には、

PPI(プロトンポンプインヒビター)、H2ブロッカー、制酸剤、

粘膜防御剤などがあります。

これらのうちPPIやH2ブロッカーには、潰瘍改善作用は間違いなく存在します。

吐血をするような場合でも。

 

 

 

しかし、そこには弊害がついてきます。

例えば PPI は非常に強力に胃酸を抑えますが、

公式添付文書をみると、軽いものだけでも、

発疹、便秘、下痢、口渇、腹部膨満感、頭痛、

眠気、発熱、女性化乳房、味覚異常、発疹などが報告されており、

重いものとなると、

汎血球減少・無顆粒球症・溶血性貧血・血小板減少・肝機能障害・

皮膚粘膜眼症候群・間質性肺炎などが報告されています。

その他、免疫力の低下、骨粗鬆症の進行、

不整脈の増加なども指摘されています。

 

 

 

PPIの前世代として使われていたH2ブロッカーはさらに副作用が多いです。

不整脈等の心臓の異常を起こすことがあります。

特に心臓病の患者が摂取することは、禁忌とされています。

ファモチジンを含む市販薬では、死亡例も確認されています。

 

 

 

以下は最も有名なH2ブロッカーである、

公式添付文書に記載されたガスターの代表的な副作用です。  

便秘、発疹、眠気、頭痛、めまい、錯乱、

うつ状態、幻覚、意識障害、不随意運動:

振戦、眼振、 パーキンソニズム、 不安感、無気力感、

混乱、幻覚、痙攣、アナフィラキシー、蕁麻疹、手足の痺れ 、

白血球や血小板の減少、女性化乳房、乳汁分泌、

帯下増加、月経不順、勃起障害など、他にも多数。

特にヒスタミンは精神物質でもあるので、

精神系作用が多いことも着目すべきです。

 

 

 

制酸剤や粘膜防御剤については、

前述した2つの薬ほどの強力な胃酸抑制作用はありません。

ただ、それらとも共通することですが、

胃酸はただ食物を消化するだけでなく、

強い酸性の要素により殺菌するという要素も兼ね備えています。

つまり胃酸を抑えれば抑えるほど、

細菌による別の病気を引き起こしかねないということになります。

 

 

 

また、胃酸を抑制することで

食物の消化が不十分になり、十分な栄養素を確保できなくなります。

 

 

 

さらに言うと、

胃薬の大半には、アルミニウムが大量に入っています。

アルミニウムは、体にとって必須元素であると同時に、

取り過ぎれば弊害をもたらすことが わかっています。

 

 

 

よって胃薬というのは安易に飲むものではなく、

潰瘍が深いとか出血した潰瘍になっている時だけ、

限定的に飲むものだそうです。