（概要）
国防総省は、9月15日までに、
米軍部隊全体にワクチンの接種を義務付けます。
AP通信の報道によると、
ワクチンの接種を拒否した軍人は、
U.C.M.J.の下で処罰の対象となります。
命令に従うことを拒否した場合の処罰は、
軍法会議にまで
エスカレートする可能性があります。
現在、それに全面的に反対している兵士の一部が、
来るべき軍のワクチン接種義務化に反対する訴訟を
裁判所に起こしています。
訴訟に被告として名を連ねているのは、
ロイド・オースティン国防長官、
ザビエル・ベセラ保健福祉長官、
ジャネット・ウッドック食品医薬品局長官代理です。
原告のダニエル・ロバート二等軍曹（米国陸軍）および
ホリー・マルヴィヒル二等軍曹（米国海兵隊）は、
Covid-19の文書化された生存者として、
個人的に、また他の同様の状況にある
現役軍人、州兵、予備役軍人を代表して、
国防総省（以下「国防総省」）を相手取り、
既存の軍規、連邦規則、連邦法、
および米国憲法に基づき、
国防総省が
Covid-19の予防接種を受けることを
強制することはできないという
宣言的判決を求めて、本訴訟を提起します。
リーガルアナリストは、
ワクチン命令に対する法的異議申し立てが、
法廷で負ける可能性を示唆する
過去の事例を挙げています。
デューク大学のLawfireブログが
2月に行った分析によると、
法律では大統領が
「国家安全保障の利益」のために
その懸念を覆すことができるとされているのです。
ニューヘブン大学の国家安全保障学部の
議長であるロバート・サンダースは、
炭疽菌から兵士を守るための
ワクチン接種のケースを指摘。
続いて行われた裁判では、
「国家のニーズを、
軍人の個人的な福祉よりも優先させるという要件は、
平時においても戦争においても適用される」
という理由で、
このような命令は
軍人の憲法上の権利を侵害しないとされました。
サンダース教授は、
「炭疽菌ワクチンの軍事訴訟の歴史の下では、
そのような挑戦は本案では失敗すると思う」
と述べています。
また、原告側は訴訟において、
内科学会認定医であり、
ウィリアム・ボーモント病院のチーフフェローであった
ピーター・マッカロー医学博士の鑑定書を
提出しています。
現在は、テキサスクリスチャン大学および
ノーステキサス大学ヘルスサイエンスセンター
医学部の教授を務めています。
マッカロー博士は、
「簡潔かつ率直に言うと、
ウイルスに感染して回復した結果、
自然に抗体ができた人は、
ウイルスやその家族、変異体に対する
いかなる予防接種も受けるべきではない」
と証言しています。