薬には副作用があります。

たとえ自然界由来の成分であっても、

自然界にあったときには予想もできなかった

副作用が出現します。

なのに、医師も副作用を知りながら、

「副作用はありません」と言って

処方することもあるのが不思議です。

 

ウイルス疾患の発熱に対しても、

寝ていれば良くなるものを、

あえてウイルスを増殖させて

悪化させる可能性のある解熱剤を

使用してしまうとか。

これは副作用とは呼べませんね。

自然治癒力を妨害することが、

正当な医療に組み込まれていることは問題です。

 

抗生物質でも、思わぬ副作用報告が目立ちます。

大脳辺縁系の一部である海馬にある

若い脳神経細胞の成長を阻害する可能性があるとか。

抗生物質が新しい脳神経細胞の成長を阻害する怖れ

 

性格が変わることも、昔からよく指摘されていました。

抗生物質の服用で性格が狂暴化?

 

薬には、まだまだ

わたしたちが知らない作用がたくさんあるのです。

もちろん適切に使えば役に立つものなので、

慎重な使用が求められます。

 

さて、話を戻して、薬には一般には公表されていない

因果関係が未解明の副作用もたくさんあるようです。

一般的に処方されている解熱鎮痛薬、

アセトアミノフェンの隠れた副作用です。

 

「アセトアミノフェンは、

服用した人を無感情と無関心にして、

ゾンビのような状態に導く可能性がある」

 

アセトアミノフェンは、解熱鎮痛薬の1つで

主に発熱や頭痛などの症状改善のために使われています。

一般用医薬品の風邪薬や頭痛薬にも、

広く含有される成分です。

 

アセトアミノフェンは、摂取後に主に肝臓で代謝されて、

p-アミノフェノールに変換された後に、

脳内に移行しアラキドン酸と結合することで、

N-アシルフェノールアミンを合成することが

わかっています。

 

でもそれが、脳内でどのように作用しているかは、

全く解明されていませんし、

ほとんどの人は

痛み止めや解熱剤として飲んでいるこの薬が

自分の精神にも影響してしまうことは意識していません。

 

アセトアミノフェンが、

実際に精神状態を変化させてしまう作用があることを

示す報告が増えています。

 

オハイオ州立大学の研究では、

学生たちを被験者として

1,000mgのアセトアミノフェンを服用するグループ

4プラセボ(全く成分の無い偽薬)を服用するグループ

に分けて、経過観察を行っています。

 

その結果、

アセトアミノフェンを飲んだグループの人たちは、

他人への共感力が低下し、

騒音に対する反応も鈍くなることがわかりました。

他人への共感力の欠如や無感情状態は、

社会生活を送るうえで支障が出る可能性があります。

しかも、誰も、

それが薬の副作用だとはわかっていません。

医師でさえ、質問しても、

そんな副作用は無いという回答しか得られません。

実際には検証され、

正式な論文として発表されているにも関わらず、

論文を読んでいないのでしょう。

 

アセトアミノフェンの添付文書の副作用の項目にも、

精神的な副作用の記述はありません。

 

現在は、化学合成した医薬品を使わない

治療法の選択肢が広がっています。

知らないうちに精神を殺してしまうような

成分が入った薬の常用は、

控えた方がいいでしょう。