上海医師会が、新型コロナウイルスの標準治療に

ビタミンC大量投与を採用しました。

ビタミンCは、

「サイトカインストームの予防」に有効であるようで、

つまりこれは、重症者の致死率を下げる効果がある

と考えられます。

 

上海医師会

「新型コロナウイルス治療に関するコンセンサス」より

上海医師会

 

上の「未分画ヘパリン」というのは、

血栓治療などに使うもののようですから、

新型コロナウイルスの重症例では、

血栓が起きる場合があるのかもしれません。

 

もちろん、ビタミンCだけで治療できるわけではなく、

多くの治療手段のひとつのようです。

書かれてある治療法は、以下のようになります。

 

【上海医師会の新型ウイルス患者に対する治療計画の概要】

・抗ウイルス薬(ヒドロキシクロロキン硫酸塩、

インターフェロンなど)

・プロバイオティクスの投与

 (腸内の微生物環境を改善する)

・ビタミンCの大量投与

・経鼻等での栄養補給

・マスク酸素療法

・免疫調節薬

・中国伝統医学の活用(漢方、ハーブ等)

 

この新型コロナウイルスの困った部分が、

多くの人が

「発症の最初の時点ではあまり高熱を発熱しない」

という点だと考えています。

 

たとえば、インフルエンザなどでは多くの場合、

発症してすぐに発熱して、かなりの高熱を出します。

 

ウイルスはどんなものでも熱に弱く、

特に 39以上などの高熱だと次々と死滅するので、

熱さえ出てしまえば、ウイルスは次々に死滅していき、

あとは体からウイルスが排出されていき、

インフルエンザが「治る」のです。

インフルエンザは、

「熱が治す」といっても過言ではないです

(ノロウイルスは、

下痢と嘔吐でウイルスが排出されて治ります)。

 

新型コロナウイルスは、人によって、

発症の最初はあまり高熱になることがないようで、

「体内でウイルスが増殖できる環境が長く続く」のです。

しかも、下痢も嘔吐もあまりないから、

ウイルスの排出もありません。

ウイルスが死滅しない上に排出されないのでは、

時間が経つにつれて、

体内のウイルスは増えるばかりでしょう。

 

そのせいか、中国の例だと、

入院したり重症化したりする人のたちの

発症の期間がとても長いんですね。

1ヵ月以上の人も多いです。