二度あることは三度あると言われますが、実際は四度も五度もあるんだね。
決して無理はしていません、強がりでもありません、心底ホッとしているのです。
妻や妹よりも早く逝けることが決まったのでね。
大腸癌に続いて胃癌、そして今日は食道。
余りの小食や小茄子のお茶漬けや、揖保乃糸ばかり食べていたので気付けなかった。
こんなにも大きくなっていたとはねぇぇ。
左が気管支で右が食道だと言うが、胃が余りに綺麗なので注意してはいなかった。
お陰で妻よりも先に逝けることは確定したが、
気管支側に延びれば窒息、食道側に延びれば水も通らなくなると言う。
早くて半年、長くて1年か1年半、冠状動脈の狭窄も手術を断ったので、
長くて1年半と言われている。
勿論、こちらの手術もキッパリと断る積りで居る。
血管狭窄とは違い、こちらの方は野草治療も通じない。
せめて、妻が退院したら日本中を回ってやろうと考えていたが、それも叶わなくなった。
ただ、もう私が感じたあの悲しみは妻にも妹にも味合わせたくないので、
矢張り1人でサスカチュワンへ帰ろうかと思う。
但し、妻の元気な退院の姿だけは見てね、又何も言わずに出なければならないのか。
こんなことなら帰国しなければ良かった。