脳幹と小脳だ。
解離と同時に血栓が飛んだに違いない。
脳幹は、生命も掌る場所で、主な神経の約8割が脳幹を通る。
小脳は、主には運動中枢を掌る。
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妻は何れ目が見えなくなるだろう。
歩くことも出来なくなるだろう。
時には気絶をするかも知れない。
私が恐れているのは、激しい頭痛が起きること。
そして、私の父親と同じように息が出来なくなること。
それだけは、何とか回避して欲しい。
父親は、脳幹出血だった。
気を失ったって構わない。
本人は怒るだろうが、好きなミステリー番組が観れなくたって構わない。
おしっこが出なくても構わない。
散々施設周りで私は経験している。
また、妻は怒るだろうが、私は、妻が生きてさえいてくれれば、
そして、私が私だと分っていてくれさえすれば、それだけでも構わない。
丁度私が、杖が死ぬまで手放せない様に、
妻も、出来ない事で悲しんだり苦しんだりして欲しくは無い。
悲しい過去はスツパリと捨てて、今の悦びを探して欲しい。
私と同じように、出来ることを見つけ、喜びを感じるようになれれば良いと思う。
人の世は、下らないことも多いが、楽しいことは気持ち次第で山とある。
そうすれば、きっと私は妻を以前以上に愛せるかも知れないし、
妻も私を愛してくれるかも知れない。
そのことを、生涯の楽しみにしたいと思う。
そして、私の心臓が壊死して・・妻の一日前に死ねれば最高なのだ。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20231128/14/nayamikaranokaiho244147/70/3a/j/o0240032015370268821.jpg?caw=800)
座幅が変えられる車いすも用意した。
トイレと風呂場に手すりも付け足して貰った。
同じ部屋には私が寝れないので、ナースコールも付けた。
妻の部屋には加湿器付きのエアコンも入れた。
風呂には、1人でも入れる回転座付の介護用品も入れた。
勿論、当座は私が風呂介護もやる。
慣れてるからね。
整髪も出来るし、歯も作れる。
場合によっては介護道具だって作れる。
こんな旦那は滅多に居ない。
介護タクシー2社にも連絡はした。
兎に角、生きる時を1分でも共に楽しもう。