生まれつき身障の柿の木 | 夢みるバク

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日々、安らかに眠る為に・・如何に生きれば良いか、
恥ずかしながら、この歳になりて漸く気付きました。

子どもの頃。「くそ」と言う言葉は「決して使っては駄目」と母親に教えられた私ですが、
耳ゴミも鼻ゴミも、決して奥深く掘ってはならない。

何故なら、肉体は決して求めてはいないからです。


花はうつむき加減に咲く花が多いのですが、理由は幾つかあって、
例えば、シクラメンは雨季と乾季のある地域の出で、開花時は雨季です。

雨が雄しべや雌しべに当たり、花粉が流れ、受粉し難くなるのを防いでいます。

同じ地域の出身のチューリップは、上を向いていますが、雨が降ると花びらを閉じます。

変わったところでは、その名の由来となった篝火のような「カガリビ花」のように、
花は下を向きますが、花びらが上に反り返り咲く花もあります。

スズランは比較的寒い地域の花なので、下向きにベル状に咲き、
寒さから雄しべや雌しべを守っています。

冬の花でクリスマスローズも、多くが下を向いて咲きますが、
それは、下向きに咲く花が大好きな、ハナバチに好かれる為に咲いているようです。

ハナバチ類は行動範囲が広く、1つの花での採蜜時間が短く、
効率よく多くの花を訪れて受粉の可能性を増す、
そんな、植物にとってはありがたい存在。

このハチバナ類に好まれるように、
花首を長くし下を向くように進化したと思われているのです

時に、人は「影ある美人」などと好む人も居れば、「花が見にくい」と嘆く人も居る。

花は、決して人に見て貰う為に咲いているのではありません。

虫たちや蝶や蜂たちが蜜を吸い易いように咲いている。

そう言う人も居ますが、虫たちに聞いても答えてはくれません。



人も、同じように、自然に受け入れて貰えるようにしなければならない。



せめて、後8年は生きたいと植えた柿の種。

私と同じで、身障の状態で芽吹きました。

普通は、葉か2枚で健全なんですが、1枚しかありません。

それも、既に傷ついて芽吹きました。

勿論、私がワザとそうした訳ではありませんが、何故か運命的なものを感じます。


8年生きて、実はならずとも、せめて花を咲かせたいね。


この芽吹きの原因も、種なしの果実を創り出した理由も、
元々は、種による支配を企むバカどもの仕業なのだと思う。

種なしが良いという消費者にも責任はあるが、精子を殺し、子宮に薬やワクチンで癌を招き、
そんなバカどもが私は許せない。

恐らく自然界が彼らに何れ天罰を下す時が来るでしょう。

植物に罪はない、腹立たしさだけが込み上げる。