この日はかつて…、












30年ほど前に、作家の故・梶原一騎さんが逮捕された日であるそうだ。


梶原一騎さんといえば…、



かつては、実の弟でやはり作家である、故・真樹日佐夫さんとともに、












極真空手を、広く世間一般に紹介してくれた、恩人として、大山倍達総裁からその功績を讃えられていた。



知っての通り、真樹日佐夫さんに至っては、大山倍達総裁の若き日の修業時代をモチーフにしたような、映画作品にも出演していた。(なぜか?声だけはすべてアフレコだったが…。)











大山総裁と、梶原さん・真樹さん兄弟の、

交流と亀裂の“鍵”となっているのは、安田英治先生、芦原英幸先生、添野義二先生などの幾人かの総裁の高弟たちであるが、その中の一人に、

あの、有名キックボクサーのリングネームとして名前を一字だけ替えて使われた、中村忠先生がいる。




真樹日佐夫さんは、

「極真カラテ27人の侍」

という著作本(機関紙・月刊カラテマガジン連載の「黒帯交遊録」を一部を除いて編集したもの)において、中村先生について触れているが、そこでは、中村先生と大山総裁との離別について、中立的な立場をとっているように感じられたが、













梶原一騎さん製作の映画、

「地上最強のカラテ」

においては、冒頭から、ニューヨークの屋外の広場において、大人数の弟子たちを指導する、中村先生が登場するのにも関わらず、


大ヒットを受けて制作された続編、

「地上最強のカラテ パート2」

においては、まるで最初からいなかったかのように、一切、影も形も姿を現さなかった。













そして、中村先生の著書、

「人間空手」

に於いては、明らかに、大山総裁と梶原・真樹兄弟の交流について、マイナス要素があったと読者に訴えるような形になってると思われた。



例えば、

初めて会った際の梶原さん・真樹さん兄弟の風体が、アロハシャツのような派手なシャツにサングラスで、びっくりした。

真樹日佐夫さんが本部指導員にをするようになってから、本部の実力レベルが下がった。


などなど、人間性としても、空手を修行するものとしても、中村先生は、梶原さん・真樹さん兄弟を、その著書「人間空手」の中では評価していなかったような文面が並べられていた。









(ところで、



上の画像であるが…、


前列向かって右から、岸信行先生、添野義二先生、中村正先生、西田幸夫先生、
後列向かって右から、二宮城光先生、佐藤俊和先生、佐藤勝昭先生…、

各先生たちの中で未だに極真に残っていられるのは、佐藤(俊)先生と、西田先生のお二人のみである。ただし、両先生の極真は、違う派閥団体となっている。)