(2015年8月16日21:35投稿記事)





梶原一騎さん原作の、

「カラテ地獄変」

という、漫画を知ってますか?。


一言で言えば、空手バカ一代のアダルト版のような作品です。


読者としての対象は、二十歳から高齢者迄の成人であるため、少年雑誌では自粛するはずの、性描写、残酷、そして、リアル過ぎる病的心理が、場面として登場します。























私はこの漫画から、さまざまな衝撃を受け、そして、勉強もさせてもらいましたが、



中でも、印象的だった場面は、


主人公の牙直人が、所属する空手道団体、徹心会の指導員として、ニューヨーク支部に赴任し、弟子たちに指導している場面で…、


組手稽古で、白人の弟子に胸を貸した際、その白人はあまりの実力差に恐怖し、四つん這いで逃げようとし、牙直人もその様子を見て、攻撃を止めたところ、

師匠の大東徹源は、

「踏みつけろっ!、何故踏みつけないんだっ?!、踏みつけろっ!!」

と、怒鳴ります。


そして、徹源は直人に、

「この男(白人)は、前科のある不良で、街の喧嘩で、やられた振りをして四つん這いになり、相手を油断させて、隠し持ったナイフで刺し、大怪我をさせている」


と、諭します。


怯えた目で哀願する者、



さらには、頼まれもしないのに、仲裁役を買ってでる者が…、




実は、食わせ者で、一番恐ろしいのかも知れない…、

などと、漫画とはいえ、一つ勉強になった、場面でした。