大山総裁ご存命の頃、沖縄支部長をされていらした、七戸師範。
実は、西池袋の総本部道場で、ご指導を受けたこともありました。
ウエイト制大会で3度、全日本を制し、無差別大会では何故か準決勝止まりだったものの、その未知数の実力は、影の世界最強と、世界から評価されていました。
師範が、本部を離れ沖縄支部長に就任後に、
第5回世界大会に出場されていた時のこと、
その日、大会係員だった私は、大会初日(ん?、二日目だったかな)の朝、会場の東京都体育館前から、横断歩道を挟んで、千駄ヶ谷駅からベラ夫人と共にこちらに向かって歩いて来る、師範を見つけ、
「すいませ~ん、最初に体重測定を行います。」と、呼び掛けると、
「どこでですか?。」と、穏やかな様子で答えて下さり、
「ご案内します。」と、いうと、夫人と共について来てくれました。
今、思えば、あの場合まずは、「押忍、おはようございます。」と、挨拶するべきだったのですが、つい、緊張して、いきなり用件から話してしまいました。
それと、もう一つ、
大会が会場を興奮で包んだまま開催中、東北生まれの私にとって、耳当たりの良い、懐かしい訛りで、
「沖縄支部長の控え室はどこですか?」
と、尋ねてきた、年輩の男性がおられました。師範のお父上が青森から駆け付けたのだな、と、すぐ判りました。関係者通路から選手控え室にご案内しました。
さて、あの当時は、パワー空手誌にも、
七戸師範、ベラ夫人、まだ幼い御子息たちの、龍君と虎君も、紹介されていたんですが‥‥‥。
いや~…、まさか?、
( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚
・・・・その、幼かった、七戸龍君が、やがて柔道に行っちゃうとは、思っても見ませんでした。
しかも、強い!!。
身長193cmで体重120kg!!?
(゜д゜;)
…………唖然。
しかも、イケメン?。(…って、そんなこと、どうでも良い。)
海外での国際大会で優勝?!、
しかも、弟の虎君の方も、期待の有力選手なんですって?!。
アレッ?、
身長は弟の方が大きいジャン!!!。
………って、まだ誰かいるんですか???。
えっ、七戸美空選手?、
えぇーーーっ?!、重量挙げ??!。
しかも、全日本二連覇??!!!。
美空選手って、龍選手・虎選手の妹君ですかね。
大山総裁が亡くなられて、極真が分裂したあとにお産まれに成ったんですかね。
う~ん…、
現役時代は、あれほどの実績を残し、大山総裁からは、松井章圭選手(当時)と共に、総本部の二枚看板として寵愛され、
試合成績以上に、実力を世界から評価されていた、七戸師範…。
さてさて…、
かつて、私は、極真カラテが、地上最強と信じ、大山総裁が世界で一番強いと信じていたんですが…、
その、大山総裁から寵愛を受けた七戸師範の、お子様たちが空手を選ばなかったなんて‥‥‥。
ただ…、柔道や重量挙げを、自分の意思で選んだのなら、それが、自分たちにとっての幸せなのかな?。
それなら…、私は、
もしかしたら、私にとっての“幸せ”かも知れない道を…、
進みましょう。
幸せとは何か?、
よく判りませんが‥、少なくとも、岩手のために何か良いことが出来れば、それが、私の幸せかも知れない。
この、美しい、岩手のために…。
この、美しい、岩手に…、
大好きな、大山総裁の空手道を…。
極真の前身、大山道場時代の空手を再現する、“極真館”を岩手に…。