中国で初の空母が就役しました。
で、このサイトにある写真を見てみますってーと
http://blog.livedoor.jp/aircraftchannel/archives/4204367.html#more
ありゃ?
艦載機がひとつもありません。
なぜか。
艦載機を載せるために着艦しようにも、着艦できない、ってコト。
空母への着艦は、アレスティングワイヤーという横向きに張られたワイヤーに、機体から伸びるフックを引っ掛けて停止させるのですが、ワイヤー自体はスウェーデンから買ったようなのですが、このワイヤー、ただ張ってあるだけじゃなくて、機体に過剰な負担をかけないようにコントロールするみたいなんですね。確かに動画とか見るとフックするとぐいーんと伸びて、機体停止後に少し機体を引き戻してる。おそらくこの装置ができなかったのでしょう。このコントロールはかなり難しいと聞きます。
つまり、着艦できない。
おまけにジャンプ台型でカタパルトを持たない空母なので、空母自体がそれ相応の速度で航行して対空速度を稼ぎ、航空機の発艦を助けなくてはいけないのですが、19ノット(=35キロくらい)しかでないため、あまり助けにならない。
おそらくここで離着艦できるのはハリアーか、一部のビーチクラフト機くらいでしょう。
ハリアーは取得不可能ですし、ビーチクラフト機載せても何の意味もないので、実際にはヘリがいいところでしょう。
また、その程度のパワーでは向かい風に向かった場合、19ノットは出ないのでは?と思うのです。そこに潮流が加われば前進すら怪しい。
また、その程度のパワーでは向かい風に向かった場合、19ノットは出ないのでは?と思うのです。そこに潮流が加われば前進すら怪しい。
今のところ結局使いようのない艦ということになりますが、これは訓練艦。
運用の仕方を研究し、いつの日かそれなりの艦を作り、運用してくるでしょう。
だからこの先は笑えない。
陸上に空母を模した離着陸施設も作られています。
着実に少しずつ力を付けてきているのです。
空母はそれ1隻ではただの的ですが、それをとりかこむ艦・・・護衛艦や補給艦などをそろえた空母艦隊として運用します。
もしまともな空母を完成させ、さらに艦隊を構成できればそれは本当に脅威ですし、完成すれば直ちに侵略を開始するでしょう。
もうすでに2隻建造中のようですし、それがどんなものになるか、警戒を怠ることはできません。