そうそう、今日のGLZ聴いて思い出した。
とある真夏の海岸で。
大粒小粒の砂でふっかふか、スタック続出の駐車エリアに車停めてたんですね。
だって入れるんだもん。
インプレッサワゴン・SRX
2リッターNAのフルタイムAWDマシン
スバルのAWDはマジフルタイムなので走破性抜群なのです。
だから入れちゃう。
で、仲間を待ってたんですが、出ようとすると砂に足を取られ、低回転でクラッチミートしても抵抗大きくてエンストしちゃう。
ぶぼぼぼ・・・ぷすん
そんなことを何回か繰り返していると30メートルほど先にツガイが。
いい加減その時でさえ古い、今となってはそれがなんだか判然としないフォードだかマツダだかの2BOXの前でニヤつくツガイが。
『けっ、スタックしてやがるバーカ』
そんなまなざしを送ってよこす安っぽい・・・ホントにどうしてあんなに安っぽいのか小一時間問い詰めたくなるような安っぽさ・・・男。
ふうん
出てやろうじゃない
ただし、これは一か八か。
ふふ
アクセルを煽ってリズムを作る
ばおんばおんばおん
レッドゾーン付近で
一気にドカンとクラッチミート!
今度はエンストせずに高回転を保ったまま、ゆっくりと前進を始める。
ばおおおおおおおおおおお
チラッとルームミラーを見ると後方はものすごい砂塵
前を見ると目が点になった安っぽい男
口をあんぐり開けた安っぽい男
アニメでそういう表情はたまに見るが、なにもそれをそんなに忠実に再現しなくてもいいじゃないか、と思うほど口をあんぐり開けて目が点な安っぽい男
スッとスピードに乗ったのを合図にアクセルを緩めると空転からグリップに変わり、脱出完了。
こちらから視線を外せずに凝視している、口をあんぐり開けて目が点な安っぽい男。
フッと勝者のスマイル浮かべて立ち去って差し上げましたわ。
そんな10年ほど前の、ある真夏の日の出来事。
結論:スバルなら、生き残れる。