みなさん
こんにちは
川代です
先日
税理士会江戸川南支部の会報誌
「みなみ」に原稿を寄稿したのでブログにも載せておきます
画像だと見えないので 汗
元原稿は以下です
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「両親に感謝」
西葛西の税理士の川代政和です
早いもので独立開業してから8年目に突入しました。
開業当初は、お客様も無く、毎日事務所に行くのも辛かったですが、たくさんのご縁に恵まれ、お陰様でいまでは優秀なスタッフに囲まれ毎日楽しく仕事させていただいております。
なぜ税理士を目指すようになったかと思い返してみると、まずは趣味の話をしなければなりませんがお付き合いください。
私の趣味はプロレス観戦です。年一回は札幌までプロレス観戦に行きますし、毎年1月4日は、東京ドームでプロレスが行われるのが恒例で、先日の1月4日も、東京ドームの最前列でプロレス観戦をしてきました。
それと、ご存知の方もいるかと思いますが事務所の看板はタイガーマスク、じつは看板のタイガーマスクのイラストは私がタイガーマスクに扮した画像です。さらに事務所内にはプロレスのリングを10分の1にしたオブジェもあります。
父親の影響で物心がついたときには、熱狂的なプロレスファンでした。30年以上前、当時は金曜夜8時には「ワールドプロレスリング」という番組でアントニオ猪木さん率いる新日本プロレスの中継がされていました。
父は金曜8時は何があろうと、プロレス中継を観るためブラウン管のテレビの前に座っていました。私は父の隣に、ちょこんと座ってプロレス中継を眺めていたわけです。気づくと私も、というよりは父以上のプロレスファンになってしまいました。
実家は千葉県山武市(旧山武郡)ですが、高校時代は毎月のように電車で2時間半かけて東京までプロレス観戦しに行ったものです、「週刊プロレス」という雑誌には私が書いた文章が何度も掲載されたほど、のめり込んでいました。当時はプロレス人気全盛で、当日券を求め始発で東京へ向かったこともあります。
そんなわけで高校時代までは、まったく勉強などしたことがありませんでした。いまでも覚えていますが、高校時代、担任の先生に「明日の追試、受けに来なかったら留年だぞ」と言われ時ですら、両国国技館に「橋本真也対天龍源一郎」を観戦しに来ていました。
いま思い返すと、よく卒業させてくれたものだと思います。(笑)
そんな私を、高校3年になりますと母が息子の将来について心配するわけです。実家の近所に私の中学時代の先輩が東京の簿記の専門学校に行っているらしく、母が私に「あなたも東京に行って簿記でも勉強したら」と言ってきたわけです。「税理士」という職業を調べてみると、「人の役に立つ」というのと「努力した分だけ収入も増える」みたいなことが書いてあったので悪くないなと思いましたが、何より東京に行けば、もっとプロレス観戦ができるという非常に不純な動機で上京しました。(笑)
不純な動機で上京し簿記の専門学校に入学しましたが、簿記を勉強してみると、意外にも面白かったのです。
私の実家は、母が美容院を営んでおりまして、商売をやっている母の後姿を見て育ちましたが、母が仕事をし、お客様からお金を頂戴し、スタッフに茶封筒で給与を渡すという日頃の風景が、簿記を介して、一枚の紙に数字でまとまっていくところが、非常に興味深かったのを覚えています。
余談ですが、実家は母が美容院を経営し、父はサラリーマンでしたが、自分で切り盛りしている母の後姿をみて、自分も将来は、商売をやろう!と思っておりましたので税理士でなかったとしても、何らかの形で自分で商売をやっていたと思います。
話をもとに戻しますが、簿記から始まり税理士試験合格まで10年以上の月日を要しましたが、これも必要な年数だったと思います。いまでは税理士が私にとって天職であると思います。
もし、父がプロレスファンでなかったら、もし母が簿記をすすめてくれなかったら、いま私は、税理士でなかったかもしれません。
両親に感謝するとともに、これからも仕事とプロレス観戦を楽しみたいと思います。
