先週は、新年度(新四半期)が始まり、活発な取引が展開。
機関投資家(ファンド勢)が円売りやドル買いの動きを強めドル円は99円台から一気に103円近辺まで上昇しました。
また、先週はバーナンキFRB議長が議会証言で景気後退の可能性に言及したことが市場で注目されました。
また、UBSやリーマンブラザーズが大幅損失計上も資本増強策を打ち出したことが好感された週でした。
経済指標では、4日の米雇用統計をめぐってISM、ADPなど関連指標に反応する場面もありました。
それに対する、FRBの資金供給策の速さがめだったことも印象的でした。
ただ、米雇用統計は弱い数字であることから、リセッションということを強めた週でもありました。
≪4月4日(金)結果≫
日経 -0.72%
独DAX +0.32%)
仏CAC40 +0.27%
英FT100 +0.95%
NYダウ -0.13%
NASDAQ
+0.32%
米国 05(土) 05:59
2年債 1.814(-0.072)
10年債 3.466(-0.112)
30年債 4.306(-0.073)
4日のNY債券市場、利回りは低下。
米雇用統計が弱い内容だった為、3ヵ月連続での雇用減となったことから、利回りは低下。リセッションの可能性も強まる中、米FF金利先物市場では今週に入って沈静下していた次回FOMCでの0.5%大幅利下観測が再び強まった形になりました。
≪NY原油&金 05(土) 05:06≫
NY原油先物5月限(WTI)(終値)
1バレル=106.23(+2.40 +2.31%)
NY金先物6月限(COMEX)(終値)
1オンス=913.20(+3.60 +0.40%)
4日のNY原油先物相場は大幅に反発。米雇用統計は予想を下回り、3ヵ月連続の雇用者減少となったことから、米リセッション懸念は一層強まった。その株式市場に不安感が根強い中、消去法的に商品市場に資金が流入している模様。
≪4月3日(木)日経先物の結果≫
225先物(大証) 13,330円
日経225 mini(大証) 13,330円
日経225先物(シンガ)13,355円
日経225先物(シカゴ)13,320円
≪7日(月) オセアニア前場速報≫
オーストラリア +0.32%
≪7日(月) 日経寄付予想≫
13,330 ~13,355円の間で寄り付く予想。
+37 ~ +62 円と僅かな上昇で開始予定。
オセアニアは+0.32%と上昇で始まっています。
今日もMA75(13653.72円)と13,000円の間を行き来します。
週足では、MA13(13266.33円)を超え続けられるかがポイントです。
日本は、昼14時から予想通り行けば好材料がありますので、後場引けにかけ、買われるかもしれません。
目先4月10日前後の日本の決算発表前&米国金融銘柄の決算発表まで、大きな流れでは、上昇というシナリオを見ていますが、決算は日米共に良くないと思いますので、一旦下記のスケジュールは、下落になり易いと見ています。
≪今日の日本の情報&材料≫
【日本】
景気先行指数・速報値(2月)14:00
予想 50.0% 前回 36.4%
景気一致指数・速報値(2月)14:00
予想 44.4% 前回 20.0%
≪今後の米国の決算≫
4月中旬~ 日本本決算発表 & G7
4月15日(火) 米国ベア・スターンズ
4月15日(火) 米国ウェルズ・ファーゴ
4月16日(水) 米国JPモルガン・チェース
4月17日(木) 米国メリルリンチ、ステートストリート
4月18日(金) 米国シティグループ
4月18日(金) 米国ワコビア
4月21日(月) 米国バンク・オブ・アメリカ
4月24日(木) 欧州クレディ・スイス
4月29日(火) FOMC(~30日)
※米国S&P 500社 収益見通し
1-3月期 -12.2%(6年ぶりの3四半期連続減益)
※米国S&P社 収益見通し
エネルギー(+28%)、金融(-60%)