NAVI旅 vol.2 ~伏見稲荷大社~ | NAVI彦 ~つつがなき神さまめぐり~

NAVI彦 ~つつがなき神さまめぐり~

神社めぐりをしています。
その土地ならではのお話も、
さくっとまとめてます。

わたくしNAVI彦が、
これまで訪れた神社を
ご案内する企画、

『NAVI旅』の第2弾として、
伏見稲荷大社
(ふしみいなりたいしゃ)に
行ってきました!




今回もまた
さまざまな采配に
恵まれた旅となりました。

 



表参道へきてみると、
本日、7月21日(日)は
本宮祭(もとみやさい)という
お祭をやっていました。



全国の崇敬者が
日々の恩恵に

感謝する祭であり、

境内は献灯に
埋め尽くされるといいます。



豊臣秀吉ゆかりの

楼門を抜けて、

 

外拝殿のわきを通り、
本殿(内拝殿)へと
向かいます。



こちらも狛犬ではなく、
お狐様が守護しています。

お狐様の像は
くわえているものによって、
神徳が違うそうです。

稲は豊饒、
珠は生命、
鍵は財産、
巻物は智恵を
あらわすといいます。



本殿の祭神は、


宇迦之御魂大神 (うかのみたま) 
佐田彦大神 (さたひこ)
大宮能売大神(おおみやのめ)
田中大神(たなか)
四大神 (しのおおかみ)

だといいます。

 

いろいろといわれが

あるようですが、

そちらはまたいずれ書きます。


その本殿のまえに、
東丸(あずままろ)神社がありました。

こちらは
荷田春満(かだのあずままろ)という
国学者を祀るといいます。

 



伏見稲荷の社家の
荷田氏であり、

賀茂真淵(かものまぶち)
本居宣長(もとおりのりなが)
平田篤胤(ひらたあつたね)
とともに

国学の四大人(しだいじん)に
数えられるといいます。



ホツマツタヱによれば、

キツネに憑かれた
ハタレ(反乱軍)を討伐したのが

荷田氏の祖の
カダマロだといいます。

カダマロが、
拿捕した頭目の

3狐の恩赦を乞うたところ、

天照大神は
カダマロの祖神である
ウケモチ(ウケミタマ)を
奉らせるよう命じたといいます。

 



そうしてできたのが、
伏見稲荷ではないかと

言われているようです。

いまでは秦氏の神社と
言われていますが、

もとは
カダマロら荷田氏が
ウケモチ神という
五穀豊穣の祖神を
祀っていたようですね。



さて本殿から、

千本鳥居をぬけて
奥の院へあがってゆきます。

こちらにも提灯です。
大変な数ですね。

 



奥の院は
いつも人がおおくて、

名物のおもかる石も
行列ができているのですが、

なぜか目の前で
人だかりが消えて、
誰もいなくなりました。



驚きながら、
おもかる石を体験です。

観光地化もされている

伏見稲荷は、

テーマパークのように
名跡・名物が目白押しです。

 

楽しくてたまりません。

 


こちらは奥の院から
すこし行ったところにある

根上がりの松ですが、

 



これはこの

松の根のあいだをくぐると、

 

腰や膝の痛みが取れたり、

株価が上昇するといいます。
もちろん、やりました。

その根老いの松から、
参道を逸れると、
伏見神寶(ふしみかんだから)神社へ
ゆくことができます。


十種神寶(とくさのかんだから)を
祀るという
特殊な神社なのですが、

訪れてみると、ちょうど
神宝鎮魂祭が

はじまるところでした。



ご年配の宮司様が、
十種神寶の寿歌のような
とてもエネルギッシュな祝詞を

シンギングリンの響くなか、
奏上されていました。

なんという

稀有な体験でしょう。

びっくりです。

 

たっぷりと神事を堪能してから

参道にもどりました。

 

これからいよいよ
稲荷山へはいってゆきます。



とても暑い日ではありましたが、
山中に入れば
すこしは涼しくなりました。

はじめにあらわれる

お塚(つか)」が、

熊鷹(くまたか)社です。

 

 

とても雰囲気があります。

 

このお堂のうしろには
新池があるのですが、
人探しの御利益があるといい、


柏手のこだまで
行方を辿るということから、

こだまヶ池とも呼ばれているようです。

 



四つ辻まで登ったところで、
お昼休憩です。

食事処の「にしむら亭」は
俳優の西村和彦さんの
実家だといいます。

 

ですからとても人気があり、
時刻もちょうど

お昼だったのですが、

 

店内にはいると、

お客さんはほかに

誰もいませんでした。

これが「はからい」

というものでしょうか。

特等席にて、
京都の街を

眼下に眺めながら、


ゆったりまったり
お食事をさせていただきました!





お稲荷さんと

細麺のうどんを

いただきました。

とても美味しかったです。

 

さて、

稲荷山の山頂付近には

神が降臨したといわれる

神跡(しんせき)が7ヶ所あり、

 

この四ツ辻から、

それら神跡をぐるりと

ひとまわりできるようになっています。

 

 

さらに神蹟のうち、

1の峯、2の峯、3の峯は

古墳だそうです。

 

太古の首長の墓

だと言われているようです。

 

 



お塚や稲荷講に関しては、
伏見稲荷の記事で書きましたが、

 

マイお稲荷さんを

持つことができる

というのが

伏見稲荷の特徴です。


 

このお塚のひとつひとつに、

人々の暮らしや願いが

あるとのだと思うと

とても興味深いです。



さて、
山頂でもある

1の峯を参拝したあと、


参道をそれて
南へくだってゆきます。

すると谷あいにも
お塚が広がっていました。

 



このあたりは、
伏見稲荷大社の社領ではなく、

個人の土地であり
そこに住む人が管理を
しているといいます。

お話をうかがうことができた
住人の方によると、

昨年の台風のときは
樹が倒れてきて、

築百年にもなる家が
倒壊しかけたといいます。


そんな苦境でも
土地から離れず、
お塚を守り続けている姿に

 

ぼくは
感銘を受けてしまいました。

どんなことが起きても
無事でいられたのは、
お稲荷様のご神徳でしょうねと

言っておられました。



それでは本日の

メインでもあります、

大岩大神へと

登ってゆきます。

 

この稲荷山のなかで、

ぼくがもっとも好きなのが、

ここです。

 



急な斜面に、
むき出しの磐座が

祀られています。

まさにこれこそ

聖蹟です。

NAVIとはいいつつ、

ぼく自身が、

来たかった場所でもあります。


祝詞やあわ歌を奏上し、
しばしゆっくりと堪能です。


 

本当に

素晴らしいです。
 

 

さて帰路は、
このまま谷あいを
西へ戻ります。

こちらは旧き良き
お稲荷の雰囲気がのこる
裏道のような場所でした。

 



行場でもあるのか

不動明王さまのいらっしゃる

瀧もたくさんありました。

 

水が豊かなところですね。

とても冷たく、

気持ちの良い水です。

 

 

ほかにも、
弘法大師(こうぼうだいし)

ゆかりの地があったり、
 


興味深いものばかりでした。

この谷あいの道は

ぼくもはじめてで、

とても興奮しました。

 

 

こちらのルートは

竹林のそばをずっと

通ってゆきます。

そうすると、ふたたび、

伏見神寶神社です。

 

 

午前中は

神事で回れなかった
境内を散策します。

 

狛犬ならぬ龍は

天竜と地龍と

いうようですね。

 



ここもまた、
神気に満ちた

素晴らしい神社です。

 



とくに摂社の
龍頭社(りゅうずしゃ)は

地下から突きあげるような

気の強さがありました。

もしかすると、

ここにも古墳があった

のかもしれません。

 

本殿裏の地下には

かつての古墳を

祀るような祠がありました。

 


気になります。

伏見神寶神社からは、

奥の院、本殿と

すぐにくだってゆくことができました。


さあさあ、

無事に戻れましたので、


ここからは

スイーツタイムです。



甘いは絶対、

甘いは正義だと

思っていますよ爆  笑


参加者のみなさんと

のんびりお話しするこの時間が

ぼくはとても好きですね。

 

すてきな個室に

通していただいて、

 

ゆっくりとご賞味&

お話ができました。
 

参加していただいたみなさまも、

満足していただけたようです!

 

ありがとうございました~キラキラ照れキラキラ

 

 

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