風呂入ったらポエジーが流れて行ってしまったから排水溝覗いてる。幾らバカにされてもさみしさだけでもほんのきまぐれでも好きになってしまった人にされるととてつもなく嬉しくて殴りかかるグーの手でもいいから私に近づけて欲しいし触れて欲しいと思う馬鹿にしてよからだもこころもむちゃくちゃにしてよでろでろのめろめろにしてよあなたがそうやって帰っちゃったあと私は道に倒れてあなたの名を呼び続けてたんだよ知らんやろけどでもねでもね言わないの、ばらさないのこれは私の約束だから私がこんなにあなたが好きだというのは絶対ばらさないのよ一番好きな人は手に入れないって決めてるのこれが私の約束だから一度食べたらしばらく食べ続けてすぐ飽きるってわかってるからあなたはきっと飽きられることをいちばんに嫌う、だっていってたもんね、消費されそうな場所でボールを転がしてるのに本当に本当に消費されたくないの見ててすぐにわかったよだからみんなに抱きしめられても褒められても自分を完全に愛したり出来ないのでしょう自信を持ってるようでいてあなたは欲しないことで比べないことで自分を制御することで自分のつよさを維持し続けてきたんでしょうこんな風に言うのは勿体無いかもしれないけれど文字数はとっくにオーバーしててだんだん筆が重くなってくる指をこすって筆みたいに撫でるガラス君の唇も撫でればよかったああああもっともっと触ればよかった触りたい触りたいめちゃくちゃおいしいやすらぎのブレンドを淹れながらあたしはまずいコーヒーになりたいと思った。あなたにめちゃくちゃに消費されたいと思った。これは女としての欲求であり人間はきっと焦点のあわない遠い目をしたままのすきなひとに抱きつぶされることを願ってるんだなって思った。あたしはまずいコーヒーじゃないからあなたのこと目覚めさせられない、睡眠を憎み覚醒を望むあなたの感受性を刺激することもままならない、いっぱいくしゃみしてあげるから私のことを思って欲しい、私の言った全てを忘れてもう一度私に会いに来て欲しい、こんなこと思うなんておかしいしすごくすごく忙しくてやるべきこともいっぱいあるのにどうしてこうやってどうしてこういうことばかり考えちゃうんだ、だめだめだめだめ、4年以内の学術論文、検索したら、出てくるおばけ。もっと前から好きだった、もっと前から、知っていた、私を知らないあなたのことを。すっとぼけても、だめだった、きっとばれてるはずだった。けれどもあなたと話せたあの日は価値に溢れて虚しいの。私のポエジーはたぶん死んだ。たぶん今頃ガンガーできたねえ死体を洗ってる。さみしさにも歌えられない体になっちまってもう汚しちまって新しい恋や新しい服やそれも片思いや頭の中にしかない本やそういったキラキラヒカルオンナになってあなたの財布に収まりたいの。あなたの胃腸に収まりたいの。自販機に何度ぶち込まれてもあなたのとこに帰ってきたいから体をギザギザにしときましょう、腕に約束を書いたインクは風呂に入っても消えなかった。