美しい諦母はサブカル女子だったのだなあとふと思う。楽しい人生を歩んできた彼女。母のようになりたいと何度思っただろう。そんなことは叶わないのだけど。違う人間だものね。違うよさが必ずあるんだから。理解と共感と寄り添いなら、わたしきっとママよりも得意よ。見た映画の数なら、わたしきっとママよりも多いわよ。ああ、もう一度ママとお話しできるのならば、わたしはもうなにもいらないのに。