すべてが無味乾燥に思えて
からっぽのようになりました
愛をもらえるひとがうらやましかった
私はもう一番愛する人を
随分前に失ってしまってから
いつ死んじゃってもいいという気持ちで生きてきた
がんばってきたんだ
こんなに腐りきった日々はわたしのものじゃない
今までで一番崩れている
自由なようで自由じゃない
閉じこめられているような感覚
わたしのからだのすべてが嫌い
わたしのまわりのすべてが嫌い
何も愛する勇気がない自分が嫌い
夢ばかり見せて踏みにじる君が嫌い
どんな音も難しく考えてしまって
またわたしには重すぎると
宝箱を閉じそうになる
信じてしまえばとりあえずなんとかなるって一番思ってるのはわたし自身なのに
また閉じそうになる
私しか持ってない鍵から
メッセージがきこえる
『着いたけど、開けられないよ
早く開けてよ』
君の声で聞こえる