7月の風とおくで風鈴が鳴ってる 小さい音で 私のこともゆらしてよ ベッドの上にいると 吐き気がとまらないのとおくで犬がないてる かぼそい声で とおくに行かないで そばにいてあげるから 私がもしみえなくなっても そばにいるのだと信じて 痛みのない世界へ送り出した きっともう幸せを祈れるの 私だけはおいてけぼり 連れて行ってほしかったのに 風はときどきゆらす きっとすべては乾く うだるような暑さの月にも 明け方だけはさわやかな色