自分がだした答えなんてくだらなすぎて隠したいけど
自分でたてた論証なんてひ弱すぎてすててしまいたいけど
それでもまごころだから
何かつたわるんじゃないかな
と思って ペンを握る
僕たちはもうひとりじゃないんだと
ささやいて抱きしめた
あの日の雨は
あの日の駅は
いちばん、あったかい思い出
容赦なくたたきつける雨粒みたいな愛に
とまどって、嫌になって
捨てたくなったときも あった
それでも目の前に並べられた言葉や仕草は、
やっぱり心をささえてくれた
言おうか言うまいか迷って
飲み込んでしまいそうになる
からだからでた、一瞬のことば
人間のこころが、
どれだけつよくて
どれだけもろいのか
理解した今では
どんなことばだって 無駄にしちゃいけないと思えるよ
自分でだした答えなんて完全じゃない
まだたどたどしくてあぶなっかしい
これから補えばいいんじゃない?
そのてに握られたあらゆるもので
磨いてけばいいんだよ