こんにちは
ナビコリアのスタッフです
いつもナビコリアのブログをご覧いただきありがとうございます
本日は両顎手術の術式であるSSROとIVROの違いについてご紹介いたします
まず両顎手術というのは、
上顎と下顎を切り離して正しい位置に移動させてあげる手術のことをいいます。
主に、
・不正咬合
・受け口
・顔面非対称
・突出口
等が改善できる手術になります。
手術する際に上顎を切り離す術式の一つをルフォーⅠ、
下顎を切り離す術式の種類にSSRO、IVROという名前の術式があります。
それぞれ骨を切る方向、位置が異なります。
それぞれ説明していきます。
SSRO(下顎枝矢状分割術)
メリット
・手術の回復が早い
・しっかり固定していれば顎の位置は変化しない
・顎を前に出す手術に向いている
・手術後がちがちに顎間固定しない
デメリット
・神経損傷の可能性がやや高い(10~15%ほど)
・顎関節疾患の改善はできない
IVRO(下顎枝垂直切り術)
メリット
・神経損傷の確率が低い(4~5%ほど)
・手術時間が短く簡単
・顎関節疾患に効果がある
・顎を後ろに入れやすい
デメリット
・顎を前に出すには不向き(安全性が落ちる)
・骨の位置が変わりやすい
IVROは手術後に注意する点やチェックする点が多く、
手術後2週間はきつめに顎間固定必須になります。
それに対してSSROは顎間固定を多少緩めることも可能です。
どちらの手術方法になるか、
一番の判断基準は神経線の位置によって選択されます。
もちろん患者様の希望や症状、状態を複合的に判断した上で
専門医の判断によって選択されます。
両顎手術は大きな手術になるので、ご自分で調べる際の
ご参考になさってください
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