きょうのおもいつき プレゼン | 渡辺繁一のブログ

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演出の効果を設計する

自分が思っているビジネスのやり方が思うようにいかないことがある。
むしろ、セミナーなんかで学んだ方法が現実のビジネスに置き換えることが難しいことの方が多い
といってもいいだろう。
そのとき、わからない人だなと考えて平行線で終わってしまうのか。
相手の期待するありふれた方法に合わせて、他の競合他社と代わり映えしないプランを提案して
コストだけの勝負をするのか?
現実は自分が思ったようなエキサイティングな事、刺激がないものだ。と考えてしまうと
チャンスは無い、いつもと同じような無難な未来が待っている。

エージェントからのオリエンテーションにはだいたいの場合、コンセプトが無い。
テーマーが無い。なんのためにそれをするのかという意図が伝わらない、
でもメーカーは商品やサービスを提供したいので、提案をする。 
全く変な話だ。

今回の提案も決して安い買い物では無い。むしろ、高価であるといった方がいいかも知れない。
高価なものでもクライアントが必要だ、マストだと思ってもらうためには
それを導入した後の事業としての効果、設備投資における資金回転率を裏付けするだけの価値をプレゼンする必要がある。
と思うのだが、今回はプレゼン無し。

「こんな仕事が断ってしまえ!!」

という選択肢もあったのだが、この仕事を紹介してくださった方の立場、相手の立場を考えるとそんなわけにもいかないので
引き受けることにした。しかし、無難なありきたりな、相手が期待するような提案書を作る気持ちは全くない。
仕事を断って、宝くじでも買う方が、よっぽど価値がある。

ここで私は違うアイデアを思いついた。
だれも出したことの無い、プレゼンをしよう。
自分の重要感を満足させるためでは無く、本当にこれのプランあれば、クライアント(事業主)に他の会社に依頼するよりも多くの価値を生み出す、今までの協力業者としてのスタンスでは、到底出せないような。
インパクトのある、エージェントがこれは自分の産み出せる価値を超えてると感じた時にどんな反応がでるのか、それも楽しみになる。
「そんなことをしたらアイデアが盗まれるよ、特許は、著作権はなどは」と少し前は気にしていたが、今は全く気にしていない。成果物をコピーされたところでどうってことは無い。
施設は、そこに訪れる人に利用することでなんらかの「価値」を与えている。

例えば、レストランは、お客様の空腹を満たせるために
食事を用意していると思っているかも知れないが、本当はそうでは無い、食事をする雰囲気、内装、音楽、照明、映像、そしてスタッフの笑顔や、きびきびとした動きを全てひっくるめて、感じて食事を楽しんでいる。満腹になるだけであれば、別にレストランにいかなくてもすんでしまう。
その楽しみこそが、レストランを利用する理由なのだ。だから、その気持ち、楽しみの中身を知ることで、それの気持ちを増幅させること、が訪れたお客様に与える満足度を向上させることになり、売上げが上がる仕組みができると考えている。

設備の提案はそういう顧客満足度を上げるという社内風土の中にあって、一人ひとりのスタッフがお客様のためを思うと楽しんでいただくためにこんな新しい設備があったらなぁ?とか訪れたお客様を元気させるために何かできないものだろうか?と考えていることが結晶化したものであると
考えることができる。そういう意味においては、僕の仕事はイノベーションをおこそうとするものでないだろうか?と考えることがある。

繰り返すが、優れたアイデアが身を結ぶためには、それをきっちと運用できる考え方が施設のスタッフに根づかないことには施設の導入されたあとで本当の価値を産み出すのは難しいものなのだ。そんなプレゼンをしようと思う。

事業主へのプレゼン、エージェント様へのプレゼン、そしてこの仕事を紹介していただいた方へのプレゼン、一つのプレゼンで、3者にプレゼンができ、新しい関係性を構築できる可能性があるのであれば、なにもためらう必要は無いのである。