演出装置を創るということ | 渡辺繁一のブログ

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演出の効果を設計する

プレゼンの現場から

某日、某所で大手設計事務所にプレゼンテーション

映像が流れて、10秒もたたずに

「これの予算は?」

また別の映像を見せると

「これの予算は?」

大規模な施設だけに設計業務に追われすぎて、

予算と出来映え

だけに気を取られすぎているのかも知れない。

設備の目的がしっかりしてる空調や電気や給排水などは

それで良いのかも知れない。

でも、私が提案する内容は、映像でも、音でも、パースでも伝わらない

効果という部分なのかも知れない。 

演出設備には、出来映え以上に、その効果をプレゼンしないといけない。

先日、引っ越し業者のスキルを競うテレビ番組があった。

A社は、養生、丁寧、迅速、てきぱきと片付け、周りの住宅にも挨拶周りを行った。

後で梱包をほどいた時に困らない用にデジカメで写真を撮る配慮もあった。

B社は、引っ越しの準備にかかる前に、ベビーベットを新しい、ビニルカバーで養生し、壁の養生には、
子供の喜ぶ動物のイラスト。

違いは歴然であった。審査員の多くはB社を選んだ、すべて顧客目線で考えているところが勉強になった。

「引っ越しぐらいだから少しぐらいは無理してもらわないと」と言う感覚が、業者に芽生えれば、

顧客の意見は、意見でなくなり、クレームになる。

B社のすごいのは、クレーム以前の頭に微妙に浮かぶ不快感まで計算に入れている点だ。

お子さんが昼寝をしている時に引っ越し業者がドアを開け無いように。

「お休み中」の札を部屋の前につける工夫。

包丁は危険なので、どうしても梱包が厳重になる、でも裏返しできちんと明記しておかないと開梱する時に事故につながる。それを避ける為の工夫。

話しが横に逸れたが、演出装置の提案は、

B社の様な

目に見えないけどすごく重要な価値を創る事に在るんだと思いました。

そういう意識で仕事に取り組む事でいろんなものが見えてくると思う。

この意識だけは守り続けたい。