最近の空母は良くできてますねぇ~
新旧で一番完成度が上がったのが、アオシマの「蒼龍」です。と言っても前のが出来が悪すぎたんですが、WLのお荷物とか言われてましたからねぇ~
でもしょうがないのですよ、「飛龍」が比較的多く資料が残っていたのに、「蒼龍」は資料が散逸していたようですから。そんな状態でも形にした「アオシマ」って結構力があるじゃん、と思うのですよ。最近はアレですけど。
前置きはこれくらいにして、新「蒼龍」の飛行甲板裏の艦尾側です。
画像の左側の升目になっているところです。空母はこのあたりはトラスか桁になっています。プラ成型の限界はこれくらいでしょう。今では、飛行甲板をそっくり二枚合わせのエッチング取り換える荒業が主流ですよ。でもそれじゃ芸が無いじゃないって人向けのエッチングがこれです。
レインボーのRb7004(孔条・・・)のこれです。パッと見は穴あき帯金ですが、拡大するとこうなります。
よ~くみてください。切れ込みが入っています。下の刻印が切れ込みの間隔です。くみ上げるとこうなります。
そして必ずしも、切れ込み一個ごとに組む必要は無く、一個飛ばし二個飛ばしもOKです。切れ込みが残るじゃぁないの?と言われそうですが、大丈夫プライマー吹いてサフェイサー吹けば旨く潰れてくれます。ヒヒヒ!
応用例としては、阿賀野型の飛行機作業甲板の裏、大淀飛行機格納庫の天井くらいでしょうか。
普通の帯金でこれをやろうとするととんでもない手間がj掛かります。
ちょっとだけ手順を書いておきます。
まず桁を張るところのコピーを取ります。濃さを調整しながら何枚かとってよく見えるものを使います。
桁の間隔を測ります。1/10ミリ単位で測れるデジタルノギスを使えば簡単に測れます。シンワのデジタルノギスMODEL19979が良いでしょう。モデラーには丁度良い単位です。1/20ミリ単位の物より扱い易いです。
その後は1ミリの単位のグラフ用紙に、二倍に拡大して作図してください。そして50%でコピーして実寸とします。そこからは予想がつきますよね。
まぁそれだけ手間をかけてもあまり見えないところですから、CPはちと・・・・