年末のゴールデンタイムを占拠して、フジテレビとしては空前絶後の企画だったと思うが、肝心の5人が何も語らない思い出映像のオンパレード。
最後は木村拓哉がセンターで、中井が左端というポジションで歌がスタート。
最後でもやっぱり歌は悲しいくらいヘタだし、本当、「感謝」というより、「謝罪」の印象が強い幕切れだった。
ただ、結果はともかく、30年近くもの間、芸能界のど真ん中で、トップアイドルとしてあり続けてきた彼らは、やっぱり、凄いものがある。
「バラエティに活路を」とか言っても、フジの黄金期を支えたドラマにも数多く出演し、一年二年ブレークして飽きられるお笑い芸人とはわけが違う結束がそこにはあったんだと言うことは間違いない。
実際私はほんの少し前まで、SMAPは50になっても60になっても、ストーンズがロックバンドを続けるように、アイドルグループであり続けるんじゃないかと思ったし、それはそれでありなんじゃないかと思っていた。
そんな彼らですら、この「解散」というのは、避けられなかったのかと思うと、ジワジワと、泣けてきた。
この事態を一番無念に思っているのは、ファン以上に本人たちなのではないだろうか?
恐らく、本人たちにとっても、一番避けたかったのが解散だったろうし、それでもせざるをえなくなってしまった気持ちは、どんなものだったんだろう?
最後の機会で、一言も発せずに幕を下ろさざるを得なかった事情は、一体どういうものなのだろう?
まぁ、X Japan が復活して紅白に出る時代だから、時が経ち、いつの日かしがらみが解けた頃、また復活する日もあるかもしれない。
それにしても、「永遠」なんて、ないんだね。
#SMAP #最後 #解散