大変間が空きましたが、続きです。

 

 薬は、毎日、朝晩、飲んでいます。イライラし始めた時に私が「とりあえず先に薬飲んでから考えよう」と声をかけると、必ず飲むようになりました。ちび2が自分で「イライラしたから、先に薬飲んできた」と言って自分から飲むこともあります。飲み忘れると「しまったー!!忘れた!!!ガーン」と自分でもショックを受けてるし、イライラしてる時に「薬飲み忘れたんじゃない?」と私が声をかけると、「そうだった…えーん」と納得して落ち込んだりします。薬で発達特性が減ったとは全く思わないし、薬で問題が解決したとも全く思わないけど、「薬を飲むことで、本人に余裕が出てきた」「本人が、自分で問題を解決しようとする余力が出てきた」「発達特性のマイナス部分に振り回されず、本来の自分の能力を発揮できるようになった」と思います。

 

 今年になってから、登校前の朝にゆとりができました。ちび2はイライラしても、勝手に復活する。その様子は「3学期から、1時間目から行く」ではなく、「朝の会の前(通常の登校時間)から行く」もできるんじゃない!?というぐらい。試しにちび2に「朝の会の前からいけるんじゃない?」と聞いたら、ちび2はサラッと「えー。まあ行けるけど」とのこと。

 

 なんだ、行けるんじゃん!!!ニヤニヤ

なら行こうよ(笑)

 

 …と声をかけると、「はーいチョキ」と二つ返事でokもらいまして。

 

 

えええ!!!

はっや!!!

 

ということで、3学期からいきなり高確率で(と言っても1/3ぐらい)朝の会の前(通常の登校時間)から通学を開始しました。

 

 ルールを変えづらいちび2。一度「朝の会の前から行く」と決めたら、比較的さっさと用意して、「もうこんな時間だよ!!」と一人で焦って、ダッシュで登校します。「そこだよ、君の問題は…」と思いつつ、とはいえ無理はしないでやれてる感じではあるので、そっと見守っていました。無理してルールを守ろうとしてるようなら、もちろん親ストップかけますがウインクグッド!

 

 

 そんなこんなで2月の授業参観。ちび1(小4)と並行して、夫と見に行きました。ちび2の学年は自分史発表で、自分でスライドを作って、自分の名前の由来や、小さい頃の写真などを皆に発表しました。全5分ぐらい。ちび2は、こういうみんなの前で発表するやつ、注目されるやつは苦手なんだよな~と思いつつちび2の発表を聞きました。

 すると、みんな「2年生になってできたこと」の項目で「私は縄跳びができるようになった」「~で●級とった」「苦手な~ができるようになった」とか言って、縄跳びや苦手なことをやってる動画を乗せていましたが、ちび2は

 

 

 

 

私は1時間目から、学校に来ることができるようになりました」と言っていました。

 

 

 

そしてできるようになった動画は、朝8時過ぎを示した教室の壁掛け時計。そのままクラスの入り口にカメラが動くと、ランドセルを背負ったちび2が教室に入ってきて「おはようございます…不満」と固まりながら言っていました。

 

 

 

 

 

いや、親泣きそう…!!!!!笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

 

 

 

 もちろんまだ全部は朝の会からいけません。それどころかまだ行けても1/3ぐらいなのに。誰に言われたわけでもなく、自分で「2年生になってできるようになったこと」に、「1時間目からの登校」を入れたのは、本人にとっても、1時間目からの登校は嬉しかったんだなとか、思い入れがあったんだなって思いました。

 

 ああ~。アリピプラゾール、神…!!!!泣くうさぎ泣くうさぎ泣くうさぎ

本当に飲ませて良かったなと…病院を変えて良かったなと…つくづく思ったのでした。新しい主治医の先生、ありがとう…!!!

(ちなみにこれはちび2にアリピプラゾールがあってたのと、アリピプラゾールで落ち着いた後、おそらくソーシャルスキルトレーニングっぽいようなことをし続けてるのが良かったと思われるので、全員がアリピプラゾールを飲んだら、それだけでうまくいくとかいうわけではないと思うので、ご注意ください)

 

 

 

 別に学校に行くのがすべてじゃないけど、学校に行きたいのに行けない子には、学校に行けるようになってほしい。やりたいことをやってほしい。やりたい人生を送ってほしい。ちび2がそれをするには、多くの子たちとは違うことが必要かもしれないけど、ちょっと薬を飲むとか、ちょっとひと手間かふた手間説明を加えるとか、ちょっと休む時間が多いとか、その程度でやりたい人生が送れるなら、そのぐらいいくらでもしますよ。大変だけど、ちび2には必要なことだもんね…。

 …と思った、授業参観でした。長々とこの話題にお付き合いいただき、ありがとうございました。