昨日はテレ朝アスクさんでのミッション

といいますか、実はお手伝いをさせていただいたのです


放送作家コースに通われている生徒さんが書いてこられたナレーション原稿を

実際のVTRに合わせてスタジオで読ませていただくというもの



講師は松井尚さん

そうです、皆さまよくご存知のベテラン放送作家さんです

そして同じく作家として活躍されている藤本裕さん

アスクの代表も見守る中、授業がはじまりました。(代表が同席の授業はかなり珍しいのですが)

わたし、時々思うのです

ナレーション原稿って大事な娘を嫁に出すようなもの・・・なんじゃないかと。

書き手の皆さんはその位大事にされているとおもいます。

ところがですよ!

嫁に出した先(よーするにナレーターね)がと~んでもない所だったら・・・おとーさん大ショック!!みたいな


画を生かすも殺すもナレーション、と松井さんは生徒の皆さんに仰ってました

そのナレーションを読むナレーターも責任重大

どんなに素晴らしいVTRや原稿であっても

ナレーターが追いついていなければ残念な結果になるわけですね。


スキルとか表現などと同じくらい大事なもの、それは

番組は多くの人で作り上げているという当たり前の事実

その中で自分の役割を全うするには同時にナレーター以外の皆さんの想いを

きちんと受け止めないといけないのではないかと思っています。


ナレーターは、いってみれば番組の最終走者であり道先案内人

ナレーション原稿なくして、その仕事は成り立たないのです

ナレ原あってのナレーター



そういう意味でも昨日のミッションは刺激的でした


生徒さんは17名

書かれてくる原稿は、書式も形式も様々

方向もドキュメンタリーからバラエティーまで各種

なかには2バージョン書き上げてこられた方も!


最初に番組とナレの方向性を確認そしてテス本

ミキサーは以前からお世話になっているTさん。お陰でリラックスしながらナレ録りができました。


不思議ですが


言葉ひとつひとつに、既にその人なりの想いというか、意図するものが表れていて

私はそれを見逃さないように、見落とさないように、そしてたまにほじくり出してみたり

まるで現場でした、まさに。

そうです、はじめましてのディレクターさんや作家さん、17名の方との初仕事


VTRこそ同一ながら一度に17番組とは、そうなかなか経験できる事ではありません。

私自身、引き出し総動員。

こちらこそ学ばせて頂いたと感謝しております。ありがとうございました!!

かなり貴重な体験でした。



同時に、ナレーターも新人として現場に出る前に作家さんやディレクターさんから学べる(接する)機会がもっとあったら良いのかもしれないなぁ、とふと感じました。

ブースでは一人のナレーターだからこそ、番組を作っている皆さんを知る事が良いナレーションに繋がるのではないかなぁ


そうそう“ひとりじゃないんだぁ~(≧▽≦)”

そういう事です♪