忌野清志郎さん、天国に旅立たれたんですね
心よりご冥福をお祈りいたします
家の父も喉頭癌を患っていました
ナース時代は頭頚癌の患者さんが多く入院する病棟に勤務していた経験もあります
この病気は、癌の進行状況によりますが
比較的放射線との相性が良いタイプが多いといわれています
手術なしで完治するケースもありますが
手術が必要な場合も、患部をきちんと摘出できれば予後は良い事が多いです
ただ、喉頭を摘出した場合は、声は失われます
即ち“声帯を使った声”は出せないという事です
清志郎さんも苦渋の選択だったのかもしれません
でも、歌う事が清志郎さんそのものである事を考えたら
納得です
寂しいけど、納得です。
ところで
喉頭を摘出すると、全く話せないのか?声が出ないのか?
実は出す方法もあるんです
術前と全く同じ様にとはいかない場合も多々ありますが。
喉頭を摘出した方々が声を取り戻すための訓練をしている団体などもあります
私が知っているのは、コチラ
喉摘すると、話すことができないという事以上に
声が出ないという事にパニックになったりします
例えば手術後だって、痛い、と言葉に出す事ができないわけです
うなり声もそれまでの様には出せないのです
痛い時って「う~」とか「イタイー」って口に出す事多いと思うけど・・・
私たちは知らず知らずに
声を発する事によって、ある種のストレスを発散してるんじゃないかと思ったりもします
それがある日を境に出来なくなる
辛いことです
例え声を生業にしていなくても・・・
手術室に入って麻酔がかかる直前まで出来ていたことが
目が覚めたら出来なくなっている
でも、人間の体は不思議
ちゃんと他の器官が代替してくれることも
食道発声もそのひとつです
他には人工喉頭を使う方法もありますし
その訓練をしている方達がいらっしゃるという事を
知っていただけたらなぁ・・・と思ったのです